◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
インテリアコーディネーター:秡川 寿美礼
設計事務所(株)木型屋のむすめの仕事部屋を経て、1998年に(有)エル・エル・プランニングを設立。
「ライフスタイルからインテリアをデザインする」という独自の発想と設計手法で、家具、カーテンなどのセ レクトから、造作家具やリフォームの設計まで、トータルなインテリア空間デザインを得意としている。インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネジャーの資格を持つ。
花瓶よりも小さい一輪挿しは、テーブルコーディネートがしやすく、さまざまな飾り方を楽しむことが可能です。この記事では、一輪挿しの選び方とおすすめ商品をご紹介。記事後半には、各通販サイトの人気売れ筋ランキングもあります。ぜひ参考にしてくださいね。
一輪挿しとは
一輪挿しは、場所をとらないシンプルなインテリアですが、部屋を華やかにしてくれます。切り花を1本用意するだけでいいので、生けやすいのが特徴で、一人暮らしの人などなかなかお手入れする時間が取れない人にもピッタリです。
また、テーブルなどに置くタイプ以外にも、壁掛けできる花瓶もあるので、飾るスペースが少ない人にもおすすめです。一輪挿しに合う花は、レースフラワーやガーベラのようにそれひとつで存在感がある花がよいでしょう。
一輪挿しの選び方
ここからは、一輪挿しの選び方をご紹介します。ポイントは下記。
【1】種類
【2】素材
【3】デザイン
【4】サイズ
【5】色のバランス
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】種類をチェック
一輪挿しは、どのような生け方をするのか、どこに飾るのかによって「置き型タイプ」と「壁掛けタイプ」に分けられます。
テーブルや棚の上に飾るなら「置き型」を
置き型は細めの商品も多いので、安定感があるものを選びましょう。口が狭く底が広いタブや長さが短めのものなどもおすすめです。花と器のバランスを考慮したサイズを選べば、飾ったときの違和感もありません。
また、テーブルの上に置くなら、上から見下ろす形になるので、背丈の低いデザインの一輪挿しを選ぶといいでしょう。
吊り下げて設置する「壁掛けタイプ」
壁にかけるタイプなら、置く場所がなくても気軽に花を飾ることができます。廊下の突きあたりなど細長い壁面に飾るなら、細長いデザインで壁掛けタイプの一輪挿しがおすすめです。シンプルな壁に一輪挿しが飾ってあるだけでも、おしゃれな空間になるでしょう。
壁掛けタイプを選ぶときには、ネジで留めやフックの吊り下げといった設置方法の確認も忘れずに。
【2】素材をチェック
一輪挿しの材質は、ガラス製や陶器製、木製などさまざま。お部屋のインテリアや季節に合わせて選びましょう。
春夏は涼しげな「ガラス製」
ガラス製の花器には透明感があるので、季節が移り変わる春先や夏の暑い時期にピッタリです。
なかに入っている水が見えるので、一輪挿しが飾ってある部屋全体がさわやかで涼しい印象になります。清潔感のあるガラスは飾る場所も選びません。キッチンや洗面所などに一輪挿しを飾るときも、ガラス製のものを選ぶといいでしょう。
秋冬は「陶器」であたたかみの演出を
陶器製や磁器製の花器は、見ているだけでもあたたかみを感じさせてくれるため、秋や冬の寒い季節によく合います。透けている部分もないので茎が見えず、花のうつくしい部分だけが見られるのも陶器製や磁器製の魅力です。
和の趣があるデザインが多いので、和洋室を問わず、落ち着いた雰囲気も演出できます。安定度の高いタイプが多いのも特徴です。
年間を通して飾るなら「木製」がおすすめ
木製の花器は、花との相性もピッタリです。花も花器も木製で統一すれば、季節や部屋を選ばずに飾れます。
木製はインテリアにも合わせやすいので、はじめて一輪挿しを購入するという方も木製のものをチェックしてみてください。木製のものはガラス製や陶器製よりも壊れにくいので、子どもやペットがいる方にも向いているでしょう。
【3】デザインをチェック
一輪挿しを選ぶ際は、お部屋のインテリアのテイストに合わせてデザインを選ぶとより空間を素敵に演出することができます。どんなインテリアコーデに合わせるのかイメージを膨らませてみてくださいね。
スタイリッシュなモダンなインテリアにはシンプルなものを
落ち着いた色味のガラスの一輪挿しを選ぶとモダンなインテリアにマッチしますよ。お花もドライフラワーなどにすると一気におしゃれ度が増します!すっきりとした印象を与える一輪挿しを購入するようにしてみてください。
インダストリアル系のお部屋にはアンティーク調のものを
今人気のインダストリアル系のお部屋にはアンティークな雰囲気のある一輪挿しがおすすめです。ダスティーな色味のものやアイアン製のものであれば、空間にアクセントが生まれておしゃれに。シンプルなお花でも少し華やかな印象のお花でも合うので、デザインとお花のバランスも考えて選んでみましょう。
和の空間には陶器製や竹製のものを
和室などの和の空間には、陶器製や竹製の一輪挿しがおすすめ。畳や障子などとの相性が良く、落ち着いた雰囲気を演出でき、選ぶお花も上の写真のように少し落ち着いた印象のものを選ぶと良いでしょう。
【4】サイズをチェック
一輪挿しに生ける花は、生花だけでなく、造花やドライフラワー、プリザーブドフラワーなどさまざまです。また、花弁が大きい花なのか、背の高い花なのかなど、花の種類によって一輪挿しの大きさが変わります。
口径の大きさは狭いほうがおすすめ
一輪挿しを飾るのであれば、花瓶は口の部分が狭いものがよいでしょう。口径が広いと花が安定せず、花びらの重みで花瓶が傾いてしまうこともあります。特に、花びらが大きめの花を飾るときは注意して下さい。
飾ったときに安定感のある花瓶を選ぶと、倒してしまうおそれが少なく水をこぼしたり、割ってしまう可能性が低くなります。
花の種類に合う高さを選ぼう
一輪挿しを最大級に楽しみたいなら、花にあった花瓶を選ぶとよいでしょう。花とつり合いが取れた花瓶に飾ると、花そのものの美しさも増して見えます。選び方のポイントは、花の大きさに合わせて高さのある花瓶にすることです。
花が背の高いものであれば大きな花瓶を、背が低い花であれば小さな花瓶を選んでみてください。
【5】色のバランスをチェック
一輪挿しを選ぶときは、花の色を活かすため、主張しすぎない色を選ぶとよいでしょう。また、生ける花の色とのバランスを考えることも大切です。いろいろな花を飾りたいなら、飾る花の色を選ばない透明なものや白色のものが適しています。
透明や白色は、和洋室を問わず雰囲気を合わせやすいというメリットもあるので要チェックです。花器も含めて全体的なデザインを統一したいという方は、色柄がついている一輪挿しを選んでみましょう。
エキスパートのアドバイス
【エキスパートのコメント】
素朴なお花でも、無造作に挿しただけでおしゃれに決まるのが一輪挿しの魅力です。飾りたい場所にあったサイズや材質を選び、植物の色を打ち消さないような色を選びましょう。一見、一輪挿しとは思えない意外なものを使えば、植物を生けていなくてもオブジェとして楽しむことができます。
そうはいっても、お花を飾るのはちょっとむずかしいと思っている人は、手ごろな価格で購入できる、アイビーやプミラなど小さな葉の観葉植物やハーブを試してみてください。成長も早いので、茎が伸びてきたらカットして、一輪挿しに活けましょう。壁掛けタイプの一輪挿しから、壁に沿って伸びていく茎が素敵です。もちろん、ダイニングテーブルに置くだけでも癒されるのでおすすめですよ。