3月21日、全日本空輸(ANA)が5月24日からハワイ路線に投入する、世界最大の旅客機エアバスA380型機の1号機が成田空港に到着した。
日本の航空会社としては初めて採用される機種で、3月14日にエアバス社から機体を受領し、3月20日の現地時間16時30分にフランスのトゥールーズを離陸し、成田空港には13時頃に着陸した。
駐機場では到着セレモニーが行われ、ANAホールディングス 代表取締役社長の片野坂真哉氏が登壇し「非常に静かな機内に感動した。搭乗した瞬間から機内でハワイを感じて欲しい」とコメント。続いてエアバス・ジャパンの代表取締役社長のステファン・ジヌー氏が「ハワイは日本人にとって人気の高い場所。A380の人気と相まってビジネスの成功を願っている」と述べた。
ANAのA380型機は、ファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミー73席、エコノミークラス383席の520席仕様。機体はハワイの神聖な生き物、ウミガメをモチーフとした特別塗装機「FLYING HONU(フライング ホヌ)」で、2020年までに3機を導入する予定となっている。
今回受領した1号機は「ハワイの空」をイメージし、ANAのコーポレートカラーでもあるANAブルー。2号機は「ハワイの海」をイメージしたエメラルドグリーンで、塗装作業は3月25日に完了する予定。3号機は「ハワイの夕日」をイメージしたサンセットオレンジとなる。
「FLYING HONU」は5月24日より成田=ホノルル線で週3往復で運航を開始し、2号機を導入する7月1日からは週10往復まで拡大予定となっている。