お笑い芸人の有吉弘行が、20日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『マツコ&有吉 かりそめ天国』(毎週水曜23:20~24:20)で、“ワイプ芸”をしない理由を語った。
24歳大学生から「テレビ番組で情報解禁という言葉を使いすぎ」「めちゃくちゃハードルが上がっている気もしますし、大抵は『あー、そうだよな』ぐらいしか思えない情報ばかり」といった内容のメールが寄せられ、話題は「視聴者の関心」に。
有吉は、「テレビ初公開」と銘打つことにも違和感を抱く時があるようで、本心ではないリアクションを求められることに、「俺らもつらい」「詐欺師の片棒を担いでいるみたいに思われる」と番組出演者としての苦労を吐露した。
するとマツコは、「大丈夫よ。ワイプで普通に不機嫌な顔してる」「あなたは片棒担いでいない」と太鼓判を押す。ワイプとは、VTR中にスタジオ出演者のリアクションを映す小窓のこと。有吉は、過剰なリアクションをする“ワイプ芸”に走らないことについて、「僕だけでも、『視聴者のみなさん、僕もあなたと一緒ですよ。つまんないですよね?』という思いはあるんだけど、それをやるとスタッフはめちゃめちゃ嫌う」と明かし、「そこは守らなきゃダメだよね」と訴えた。
マツコは、「この人のワイプの時、音声のオフ率の高さすごい」と笑いを誘い、「一方で、どんなVTRが流れても、ものすごく楽しそうにする。それも必要じゃない? 見てる人に楽しさを共有するワイプも。そういうワイプも必要だし、この人みたいに真実を顔に全部出す人も必要」と冷静に分析。「それを視聴者の人には選んで欲しい」と呼びかけていた。