南海電気鉄道は4月6日にダイヤ改正を実施する。おもに空港線の利便性を向上させるほか、南海線の特急「サザン」の発車時刻が見直される。
空港線では、平日朝の特急「ラピート」を上下1本ずつ増発し、新たに難波駅6時30分発・関西空港駅7時8分着の下り列車、関西空港駅7時29分発・難波駅8時19分着の上り列車を設定する。
土休日の空港急行は下り3本増発し、1日64本に。平日・土休日ともに一部の編成を6両編成から8両編成に変更し、8両編成で運行する本数を大幅に増やす。これにより、平日は上下合わせて132本のうち76本だった8両編成が、ダイヤ改正後は100本に。土休日はこれまで127本のうち65本を8両編成で運行していたが、ダイヤ改正後は130本のうち97本が8両編成となる。なお、土休日ダイヤにおいて一部の区間急行和歌山市行を空港急行関西空港行に変更するとともに、一部の普通関西空港行を普通和歌山市行に変更する。
特急「サザン」は、上り列車のうち平日の8時30分から21時までに和歌山市駅を発車する列車と、土休日の始発から22時までに和歌山市駅を発車する列車について、和歌山市駅の発車時刻を0分発・30分発に統一し、わかりやすいダイヤとする。
普通は朝夕の時間帯を中心に、一部を4両編成から6両編成に変更して混雑緩和を図る。その他、高師浜線、多奈川線、加太線、和歌山港線でも一部のダイヤを変更する。