カシオ計算機は3月20日、スイスのバーゼルで開幕を迎えた時計と装飾の祭典「BASELWORLD 2019」に合わせて、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の特別限定モデル「MRG-G2000GA」を発表した。世界限定300本で、日本では2019年7月の発売を予定している。税別価格は800,000円の予定。

  • G-SHOCK「MRG-G2000GA」

    2019年のBASELスペシャル、G-SHOCK「MRG-G2000GA」

毎年恒例の「BASELスペシャル」、G-SHOCK最高峰のMR-Gは、2018に続いて2019年モデルも「日本刀」がテーマ。刀匠「月山(GASSAN)」の月山貞伸氏が、時計の1つ1つに手作業の仕上げを施している。

日本刀において、刀身が柄(つか)に収まる部分を「茎(なかご)」と呼ぶが、茎が柄から抜けないように「すべり止め」として付けられる節目を「鑢目(やすりめ)」という。この鑢目は、刀匠や流派によって異なる。

BASELスペシャルのMRG-G2000GAは、ケースが刀身、バンドが茎のイメージ。バンドの齣に、鑢目をイメージした仕上げを入れている。加えて第2齣には、月山一門の座右の銘「鍛刀一筋」を意味する「鍛」の銘切を刻んだ。

刀身に当たるケースは、鏡面カットのベゼルによって刀の切っ先、再結晶チタンによって刃紋「沸」を表現。また、ケースとバンドをつなぐ部分には、新たに開発したAIPという硬化処理を用いたボルドー色をあしらい、熱して鍛錬されている銅の色をイメージしている。