日本航空(JAL)では、日本ラグビーフットボール協会および日本ウィルチェアーラグビー連盟のサポートを通じて競技の普及発展に努めており、今年10月に開催される「ウィルチェアーラグビーワールドチャレンジ2019」のオフィシャルパートナーとして日本代表チームのサポートをしている。

3月19日、「健常者と障がい者との共生社会」をテーマに、両競技をデザインしたボーイング767-300型機の特別塗装機が羽田空港の格納庫において披露された。

  • ラグビー日本代表のJAL特別塗装機が登場

    ラグビー・ウィルチェアーラグビーの特別塗装機が登場

  • ラグビー日本代表の特別塗装

  • ウィルチェアーラグビー日本代表の特別塗装

お披露目会の冒頭、主催者代表としてJALの植木義晴会長が挨拶を行い「JALとしてもラグビーを盛り上げたい。日本中の人たちが描かれている選手の名前を言えるくらい各地を飛び回りたい」と述べた。

続いて、日本ラグビーフットボール協会の岡村正会長が「ラグビーのワールドカップの期間中に、ウィルチェアーラグビーの大会を開催できた事を喜ばしく思う」とコメント。日本障がい者スポーツ協会の鳥原光憲会長は「今年は両方のワールドカップが開催される記念すべき年。この特別塗装機で競技の素晴らしさが全国に知られていくことになると思う」大会への期待を語った。

  • 日本航空の植木会長

  • 日本ラグビーフットボール協会の岡村会長

  • 障がい者スポーツ協会の鳥原会長

  • 岡村会長と三阪理事にモデルプレーンが贈呈された

次にゲストとしてヤマハ発動機ジュビロ所属の五郎丸歩選手と、ウィルチェアーラグビー日本代表の池崎大輔選手がトークセッションを行った。

五郎丸選手は「今年はラグビーイヤー。まだまだPRできるとこが沢山あるので、競技を知らない方にもメッセージを伝えていきたい」とコメント。池崎選手は「ウィルチェアーラグビーの魅力を発信しながらも、ラグビー熱を上げていきたい」と意気込みを語った。

  • 大会への意気込みを見せる五郎丸選手

  • ウィルチェアーラグビー日本代表の池崎選手

  • それぞれの競技用ボールでパス交換が行われた

特別塗装機の初便は、3月19日の東京発函館行きJAL587便として運航され、就航期間は2019年12月頃までとなっている。ウィルチェアーラグビーワールドカップチャレンジ2019は、10月16日から10月20日の日程で東京都渋谷区の東京体育館で行われ、日本を含む世界ランキング上位8カ国が参加する。