ライツ社はこのほど、『僕たちはもう帰りたい』(税別1,200円)を発売した。
同書は、働く社会人の気持ちを代弁するTwitterアカウント「全日本もう帰りたい協会」(@mou_kaeru)のツイートを漫画化・書籍化したもの。同アカウントのフォロワー数は53万人で、日々仕事に追われる社会人の「帰りたい」という想いが詰まった秀逸なつぶやきが話題を呼んでいるという。
著者のさわぐちけいすけ(@tricolorebicol1)さんは、Twitterで20万人のフォロワーを誇る人気漫画家。漫画化にあたり、「働き方改革の旗手」と言われる青野慶久さんが社長を務めるサイボウズ所属のライター・あかしゆか(@akyska)さんも制作に加わった。サイボウズに寄せられるさまざまな職種・立場・年齢の働き手のリアルな悩みを集約し、そのエピソードの一つひとつを、さわぐちさんが描いている
漫画に登場する主人公たちは、「もう帰りたい」と思っていることは一緒でも、帰りたい理由や年齢・性別・立場も全く異なるという。
「なぜ無意味な残業に付き合わされる?」「上司の無茶振りにどう対処する?」「妻でも母でもない私の時間が欲しい」などの悩みを持つ主人公たちが行き着くのは、「もう帰りたい」という店名のスナック。スナックのママのふとした一言が、大切なことに気付くきっかけとなり、その後の主人公の行動を変えていくという内容になっている。
内容は、「【お付き合い残業】帰ろうとすると気になる「もう帰るの?」と言わんばかりの視線」「【板挟み】ムカつく上司と怖い取引先」「【無茶振り上司】「売り上げをあげろ」「残業はするな」ってどうしたらいいんだ」など。
本編の間には、「なぜ偉い 帰れる奴より 帰らない奴」「どうすれば 残業減るかと 残業中」など、働く中で体験するあるあるエピソードも多数収録した。