4月27日にWOWOWプライムで放送するWOWOWエキサイトマッチ特別番組『KO必至!井上尚弥&伊藤雅雪!!世界へ羽ばたく侍ボクサー』(20:20~)の収録が17日、都内のスタジオで行われ、プロボクサーの井上尚弥、伊藤雅雪が報道陣の取材に応じた。
WOWOWが開局以来放送を続けている『エキサイトマッチ~世界 プロボクシング』。年間約100試合の規模で、主要4団体(WBA・ WBC・IBF・WBO)のタイトルマッチやビッグマッチを中心にカードを数多く放送している。5月には19日(4:30~WOWOWプライムにて生中継)に井上尚弥のWBSSバンタム級準決勝/WBA・IBF世界バンタム級王座統一戦、さらには26日(11:00~WOWOWライブにて生中継)に伊藤雅雪の海外防衛戦となるWBO世界S・フェザー級タイトルマッチを生中継。この日行われた対談場組では、井上と伊藤がボクシングやプライベートなどのトークを繰り広げた。
初対面ではないものの、ガッツリと話したことがないという井上と伊藤。お互いの印象を問われて、井上が「力強いな~と思います。共通の知人がいて、そういうのもあって印象は強いですね」と語り、それを聞いた伊藤は「うれしいですね(笑)」と照れ笑い。対する伊藤は井上の印象を「僕の大好きなボクシングをしています。僕にとっては本当の理想形で、特に今は凄みを感じますね」と井上が理想の選手像だという。
次戦は井上がWBSS準決勝/WBA・IBF世界バンタム級王座統一戦でエマヌエル・ロドリゲスと、伊藤がWBO世界・Sフェザー級タイトルマッチでジャメル・へリングと戦う。井上は「どっちが勝つかは分からない」と慎重な姿勢を崩さなかったが、「統一戦はそこまで考えていませんが、評価が高いロドリゲスとの試合は楽しみ。ワクワクさがあります」と今から試合が待ち遠しい様子。対する伊藤は「負ける気はしないけれど、研究はしないといけないですね」と自信を見せるも対策はこれからだという。
井上はイギリスで、伊藤はアメリカと、それぞれ異国の地で戦う。井上が「お互い海外での試合なので、良い形をお互い出来れば日本のボクシング界が盛り上がると思うので頑張りたいです」と意欲を見せながら、「ロドリゲス戦は中間距離での戦いになるのかなと想像してますけどね。まあ後は相手の出方次第です」と試合展開を予想。一方の伊藤は「日本から出て戦うのは、僕なんかまだまだですが、名前が売れる選手が日本から出ていけば世界で日本の選手が認められると思います。井上くんに良い勝ち方をしてもらって僕もそれに続いて良い勝ち方ができればなと思います」とお互い健闘を誓った。