女優の浅野ゆう子が、フジテレビ開局60周年特別企画ドラマ『大奥 最終章』(25日20:00~22:54)に出演することが18日、明らかになった。
以前の『大奥』では、大奥総取締を演じてきた浅野が今回演じるのは、天英院の叔母・万里小路良子(架空の人物)。吉宗の緊縮政策により賜り金が滞っていることなどに関して、天英院(鈴木保奈美)に嫌みを言う役どころで、浅野と鈴木が『恋のパラダイス』(フジ、90年4月クール)以来となる久しぶりの共演を果たすのも見どころだ。
大奥シリーズに対して、浅野は「『ヒール役をやってほしい』とわざわざ林(徹)監督と保原(賢一郎)プロデューサーから、直接ご丁寧にオファーをいただいたことをよく覚えています。それまで、ほぼヒール役を演じたことがなかったので、面白そうだわと思い、引き受けさせていただきました。私自身、フジテレビさんにお世話になった“フジっこ”という気持ちが強くありますので、フジテレビさんが『大奥』という新しい時代劇にチャレンジされるのであれば、ぜひ参加させていただきたいと考えました」と振り返る。
そして、「20代の頃から“トレンディードラマ”に出演させていただいて、フジテレビさんに育てていただきましたが、40代に入り、『女優として、果たしてこれからどういう風に生きていこうか?』と考えていた時期に、『大奥』にお声がけいただきました。『大奥』は、40代になった“新しい浅野ゆう子”を作っていただいた作品だと思っておりますので、本当に感謝しています」と思いを語った。
今回の役柄については「私のわがままではあるのですが、『大奥』では奥女中以外、演じたくないとお願いしてきました。今回は公家役ということで少し残念ではありましたが、私としては『大奥』はオリンピックのように参加することに意義があると考えていますので(笑)、お声をかけていただきありがたく思います」とのこと。久々の共演となる鈴木に対して「おいくつになられてもお変わりなく美しく、またかわいいお声も健在でした。そこに貫禄や風格も備わっていらして、本当にステキな女優さんだなぁと改めて感じました」と印象を述べている。
他にも、俳優の北村一輝、谷原章介、葛山信吾という『大奥』出演経験者が集結。尾張藩主・徳川宗春役の北村は「今の自分があるのは、林監督のおかげでもありますので、感謝の気持ちをお伝えしたいと思っています」、月光院の側用人・間部詮房役の谷原は「今度の大奥の女たちも、美しいですよ!」、“大岡越前”の通称で有名な大岡忠相役の葛山は「今回は『大奥』シリーズの面白さが全て詰め込まれた作品です」と、ぞれぞれコメントしている。
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