フジテレビの鉄道アニメ『GO!GO!チャギントン』(毎週日曜6:15~)のキャラクターが世界で初めて実車化され、16日から岡山市内を走る路面電車・おかでんで運行を開始した。31日の番組では、運行セレモニーの模様や、番組ナビゲーターのつるの剛士、同局の海老原有希アナウンサーが乗車した様子などが放送される。
「おかでんチャギントンリアル電車・ウィルソン/ブルースター号」は、16日10時過ぎから運行セレモニーを開催。記念すべき初の運行を一目見ようと会場に集まった大勢の鉄道ファン、そしてチャギントンファンの子供たちによって大いににぎわった。
セレミニーに駆けつけたつるのは「ウィルソン/ブルースター号」を運転する山田太一郎運転士に花束を贈呈。「とてもうれしく、感慨深いですね」と言いながら、手を振り列車を見送った。
内装は、アニメの中では描写されていない部分のため、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」なども手掛けたプロダクトデザイナー・水戸岡鋭治氏(両備グループデザイン顧問)による完全オリジナルデザイン。「チャギントン」の世界観に合わせ、車内のコンパクトな空間にどのような色、形、素材、光、音をしつらえるのか、子供たちがいかに遊び楽しめるか、を想像し、創り上げられており、実際に乗車した、子供たちだけでなく、童心にかえった大人たちからも、笑い声とともに「とてもリアルでかっこいい!」という感嘆の声が上がった。
「おかでんチャギントン」初号の出発を見送った参加者たちは、直後に行われた記念祝賀パーティーにも参加。つるのと、海老原アナの2人が、ミニトークショーを行い、会場を沸かせていた。
つるのは「約10年近く関わっているけれど、こうして実物の電車が多くの人々に歓喜の声の中、出発するのを見送ると、何か込み上げるものがありますね」、海老原アナは「チャギントンナビゲーターとして、この場に立ち会うことができ、とても光栄です。世界中の方に“おかでんチャギントン”に、ぜひ会いに来ていただけるとうれしいです」と語っている。
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