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【この記事のエキスパート】
インテリアコーディネーター:吉田 みさこ
大手住宅設備メーカー在籍時にインテリアコーディネーター資格を取得し、ショールームコーディネーターを経験。
ハウスメーカーに転職後、注文住宅の内装を100案件以上経験。2012年よりウェブを中心に内装インテリアやリフォーム、建築、不動産などウェブ記事のライティングを多数手がける。
ソファを広げてベッドとしても使えるソファベッドは、コンパクトで一人暮らしにぴったり。シングル・セミダブルの小さめサイズをはじめさまざまな種類があります。本記事では、ソファベッドのおすすめ商品をご紹介。ニトリやIKEAなど人気メーカーの商品など厳選しました。
ソファベッドのメリット・デメリット
ソファベッドのメリットは、何と言っても1台で2役できること。ソファとベッドをそれぞれ購入するより費用を抑えることができ、お部屋のスペースを有効活用することができます。
普段はソファで来客時にはベッドとして使用したり、またその逆など、上手に活用できれば、こんなに便利でお得な製品もありません。
ソファベッドのデメリット
便利なソファベッドですが、ソファとベッド兼用にすることからくるデメリットもあります。買ってから後悔しないために、デメリットも確認しておきましょう。
【1】ベッドメイキングが必要
毎日、リクライングを倒したり座面をひきだしたりと、まず本体をベッド仕様に変更する作業が必要になります。
【2】布団を収納する場所が必要
敷布団やマットレス以外にも、タオルケット・毛布・掛け布団を使うことになるので、それらを収納しておくスペースが必要になります。
【3】汚れやすい
外で着ていた服のまま座ったり、布団を敷かずに直接寝たりするため、ほこりや汗などが付きやすいです。こまめな清掃が苦手な人やベッドが汚れるのが苦手な方には不向きかもしれません。
デメリットを知ったうえで、ライフスタイルにソファベッドを取り入れてみましょう。
ソファベッドの選び方は?
それでは、ソファベッドの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の6つ。
【1】ソファか、ベッドか、メインの用途
【2】サイズ
【3】切り替え方法
【4】張り地
【5】クッションの硬さ
【6】便利な機能
上記のポイントをおさえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】ソファか、ベッドか、メインの用途をチェック
ソファベッドが選ばれる理由は、当然ソファとベッドのふたつの使いわけを目的としています。そのため、メインとしての用途をどうするのかで、選び方が変わります。
ソファとベッド両方の機能が完璧であればもっとも理想的ですが、デザインや素材などで悩んだときにはメインとする使い方から判断する必要があります。
ふだんはおもにソファ代わりとして使い、来客用ベッドとする場合は、寝心地にこだわったものがいいのか座り心地を重視するのか、あるいは日常的にはベッドとして使い、必要に応じてソファにするなど、自分のライフスタイルと照らし合わせ、使い勝手がよいと思われるソファベッドを選ぶことが大切です。
【2】サイズをチェック
ソファベッドを使う人数、置くスペースを頭に置きながら、ベッドに展開したときに必要なサイズを基準に選んでみましょう。サイズ感ですが、お昼寝程度として使用するなら小さめでもいいですが、睡眠用として快適に寝れるようにする大きいサイズも必要です。
▼寝心地を重視するなら幅「97cm以上」を
一般的にシングルサイズのマットレスは幅97cm以上。そのため、メインのベッドとして寝心地を重視するなら幅が97cm以上のじゅうぶんな大きさのものを選びましょう。
幅が狭いものを選んでしまうと寝返りを打ちづらく、肩こりや腰痛など体の痛みにつながる可能性もあります。
また、アームレストが折りたためるタイプは、ソファーとしては省スペースでコンパクトにベッドとしてはゆったり使えます。
▼快適に寝られる長さは「身長+20~30cm」
マットレスの長さは195cmのものが一般的です。しかし、部屋のスペースが限られている場合はコンパクトなものがいいという方もいるでしょう。そんな場合は、身長+20cmの長さを目安に選んでみましょう。ベッドとして使うにはじゅうぶん快適に使えます。
身長が高い方は、快適な睡眠を重視するなら大きめのサイズを選ぶことをおすすめします。
▼座りやすい座面の高さは「40cm前後」が目安
座るときにあまり低すぎると体勢がキツくなるので、ある程度の高さがあるものを選びましょう。ソファーとしてもベッドとしても使いやすいのは40~45cm程度です。
一方で、テーブルの背が低い場合は38cm以下のものでもOK。ソファとベッド、どちらをメインで使うかに合わせて使いやすい高さを選びましょう。
【3】切り替え方法をチェック
切り替え方法が複雑で面倒に感じてしまうとせっかくのソファベッドを有効に活用できません。ソファからベッドへの切り替え方法は、大きくは3つありますので、それぞれの良さを確認してみてください。
▼切り替えが簡単な「リクライニングタイプ」
リクライニングタイプは、背もたれを倒したり、肘掛を倒したりするだけなどかんたんにベッドに変更できます。
ソファ下の収納などを備えたタイプも多いのが、このリクライニングタイプです。ソファーを壁際に置いた場合、ベッドに切り替えるときにはリクライング分だけベッドを動かす必要があります。
▼来客時に便利な「折りたたみタイプ」
座面や背もたれを折りたたむことのできるのが、折りたたみソファベッドです。ソファにしたときはコンパクトに、ベッドのときはゆったりと使用でき、来客用のベッドにも向いています。簡単にベッドにすることができること、リクライニングタイプよりベッドサイズにバリエーションがあることなどがメリット。
力の弱い人でも簡単に操作ができるソファの肘をスライドさせて操作するドロー式や、両サイドの肘を外側に倒してベッドにするマルチアーム式などがあります。
また、商品によっては、フラットにできるタイプまでありますよ。ソファの幅がベッドの幅になるタイプと長さになるタイプがあります。部屋の形状に合わせて選びましょう。
▼寝心地を重視したい「座面を伸ばすタイプ(ハイダーベッド)」
ベッドに変形させるために、座面を前に引き出すタイプ。一枚のマットレスが折りたたまれて収納されているため、力が弱い人だと操作が難しいこともあります。
また専用のマットレスや布団と合わせて使う必要があるため、ソファとしての使い心地を求めるよりは、ベッド機能としての寝心地を重視したい方におすすめです。
【4】張り地をチェック
張り地の素材もソファベッド選びには、とても大きなポイントになります。ファブリック、合成皮革など代表的な素材の特徴をご紹介します。
▼手ごろな価格が多いのは「ファブリック(布)」
ファブリックとは布でできた素材のことを指します。ソファベッドの生地素材として、とても人気があります。手頃な価格のものが多く、サラサラとした肌触りで季節を問わず快適に利用できるのが魅力です。
通気性がいいので、ベッドとして利用することが多いと考えるならファブリック製がよいでしょう。ファブリック素材のソファーは飲みものなどをこぼしてしまうとシミになりやすいため、リビングで使用する際には注意が必要です。
▼汚れてもお手入れしやすい「合成皮革(フェイクレザー)」
合成皮革は、樹脂繊維をつかって本革の質感を模倣した生地です。本革にくらべて価格が安く、ファブリック素材の欠点である水濡れに強いメリットがあります。もし汚れてしまっても、中性洗剤などを使用するとかんたんに汚れを落とすことも可能です。
その一方で、通気性がよくないという欠点もあり、ベッドとして利用する際には、熱気や湿気がこもりやすいため、とくに夏場は寝苦しく感じてしまうおそれがあります。そのため、合成皮革はソファーとしての用途をメインに検討している方に向いている張り地です。
【5】クッションの硬さをチェック
寝心地を重視するのであれば、着目するのは座面構造です。ソファーもベッドも基本的には、スプリングと呼ばれるコイルやS字型のバネによってウレタンを支える構造となっています。
寝ることをおもな目的とするのであれば、なるべく硬さのあるウレタンがおすすめです。ウレタンがかたいということはそれだけウレタンの密度が高く、均等に荷重を支えるということです。
やわらかすぎる座面では身体が沈み込んでしまうため、長時間の睡眠では、むしろ身体に負担がかかってしまいます。ふかふかしたソファーも魅力的ですが、ベッド重視で考えるのであれば、座面構造をよく吟味して購入するようにしましょう。
ポイント:ウレタンとのバランスも大事な「コイルの種類」も確認!
マットレスのコイルの種類は、「ボンネルコイル」と「ポケットコイル」の2つが主流です。寝心地が異なりますので、それぞれの特徴を知って好みのコイルを選びましょう。
【ボンネルコイルの特徴】
らせん状に巻いたコイルスプリングを連結して一つの大きな面を持ったバネです。身体を面で支えるため、適度に硬さがあること、比較的値段が安いのが特徴です。
【ポケットコイルの特徴】
ポケットコイルは、一つひとつのコイルスプリングが連結されず独立して使われているので、体を点で支えることができます。体の部位ごとに体重のかかり方が違うことに対してたくさんのコイルがそれぞれ最適な力で支えるので、身体のラインにフィットして快適な寝心地となります。振動が伝わりにくいので、ふたり以上で眠るのにも向いています。ただし、ボンネルコイルと比べると高価となります。
このコイルの上に実際に肌があたるウレタンなどのマットを乗せて、最終的な寝心地が決まります。マットには、大きく高反発と低反発があるので、コイルの硬さや柔らかさとのバランスを考えて、クッション性を判断しましょう。
【6】便利な機能をチェック
多機能なソファベッドは毎日熟睡できる寝心地のよいベッドとして、またゆったりくつろげる座り心地のよいソファとしてだけではなく、快適に生活していくための機能にも注目していきましょう。
細かく角度を調整できる「リクライニング調整機能」
ソファーベッドの多くはリクライニング機能が装備されていますが、リクライニングの段階設定や角度調整範囲は商品によって異なります。商品によっては、どう調整しても体に合わないといったケースがあるため、きめ細かな調整ができるかを事前に調べておく必要があります。
また、商品によっては真ん中で分割され、左右それぞれにリクライニングが可能であったり、電動でのリクライニング機能が備わっていたりと、さまざまなバリエーションがあるため、用途に応じてよく確認しましょう。
スッキリしまえて便利な「収納スペース付き」
座面の下に収納スペースのあるソファーベッドは便利です。そんな収納付きソファーベッドには、引き出し式や座面を持ち上げるタイプなどがあります。引き出し式は、雑誌やリモコンなどをしまえるのでお部屋をスッキリ見せることができます。座面を持ち上げるタイプは少し重いので、季節ものなどの洋服を収納するとよいでしょう。
足を乗せてくつろげる「オットマン付き」
オットマンとは椅子やソファでくつろぐために、利用される足乗せ用のソファーのこと。ソファにはオットマンが付いてくるタイプも多いですが、もちろんソファベッドにもオットマンが付いてくるものがあります。足を伸ばしてくつろぎたい方はオットマンがあるかどうかも、ひとつの選ぶ基準としてみてはいかがでしょうか。
飲み物などを置ける「サイドテーブル」付き
車のアームレストのように背面の一部を倒してテーブルになるタイプもあります。ドリンクホルダーがついているものもあり、ソファーでくつろぐには最適。
ベッドサイドテーブルを置く必要がなくなるので省スペースにもなります。リクライニング式のソファベッドについていることが多いので、より贅沢にソファベッドを活用したい方はチェックしてみてください。
カウチとしても使えて便利な「3WAYタイプ」
ソファベッドには、何とも欲張りな3WAYタイプというものもあります。なんとベッド・ソファ・カウチを1台で3役こなしてしまう画期的なアイテムです。折りたたみタイプのソファベッドがベースになっているので、普段はコンパクトなタイプも選ぶことができます。脚つきや脚なしなどのタイプも選べるので、3通りの使い方がしたい場合は検討してみましょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)