三起商行は3月14日、「子どもの名づけ調査2019」の結果を発表した。調査は2018年12月27日~2019年1月6日、現在妊娠中または子を持つ「ミキハウス ベビークラブ」会員5,084名(男性1.2%、女性98.8%)を対象に、インターネットで行われた。
はじめに、名前を決める際に意識したことや気をつけたことを教えてもらったところ、1位「字画がよい」(56.8%)、2位「音の響きがよい」(55.2%)、3位「キラキラネームを避ける」(45.8%)という結果に。また、約4人に1人が「他の子どもたちとかぶらない名前にする」(26.3%)と答えており、個性的な名前を重視する傾向がうかがえた。
また、誰が主体となって名前を考えているのか聞いたところ、「父親」(74.5%)や「母親」(74.7%)が大半を占め、祖父母の関与は1%にも満たなかった。
次に、キラキラネームについて調査を実施した。その結果、キラキラネームに対して「好意的(とても+やや)」な人は4.7%と少数に。「批判的(とても+やや)」な人は51.7%と半数を超え、「好意的でも批判的でもない」人は43.7%だった。
また、自分の名前がキラキラネームだと思っている人(45名)に対し、キラキラネームで良かったことを聞いたところ、「すぐ覚えてもらえる、印象に残りやすい」(30代女性)、「自己紹介をするときに名前読み当てゲームをするなど、話のネタにしたりできる」(30代女性)という声が。
一方、キラキラネームで悪かったことでは、「初対面にも関わらず変わった名前だねと失礼な言い方で言われることがある。名前が目立つので、目立つような行動をしないように心がけないといけない」(30代女性)、「病院などで待っているとき、読み違えられていたために、自分が呼ばれていることに気付かず順番を飛ばされたりする」(30代女性)といった声があがった。
次に、妊娠中にお腹の中にいる子にニックネーム、いわゆる「胎児ネーム」をつけている(つけていた)人の割合を調べたところ、53.0%と半数を超えたものの、2018年(56.2%)から3.2ポイント減少した。
胎児ネームと生まれてからの名前の関係については、「そのまま名前にした」人はわずか7.5%。「実際の名前は別だが関係している」が8.9%となり、ほとんどの人が「実際の名前は全く異なる」(82.5%)と回答した。