NVIDIAは3月14日に、デスクトップPC向け新GPU「GeForce GTX 1660」を発表した。これに合わせて、これに合わせて、グラフィックスメーカー各社から搭載製品が登場した。

先だって発売されたGeForce GTX 1660 Ti搭載製品と同様にいずれもオリジナルクーラーを採用し、ショート基板モデルも投入される。店頭予想価格は税別3万円前後。

GeForce GTX 1660はミドルレンジ向けの製品で、GeForce GTX 1660 Tiと同じGPUコアを採用するが、Streaming Multiprocessor(SM)数や、メモリスピードなどが抑えられている。

フルHD(1080p)で、PLAYERUNKNOWN`S BATTLEGROUNDS(PUBG)、Fortnite、APEX Legendsといったバトルロイヤルゲームを快適に楽しめるという。

ASUS

ASUSは「TUF-GTX1660-O6G-GAMING」「PH-GTX1660-O6G」の2モデルを用意。店頭予想価格は、「TUF-GTX1660-O6G-GAMING」が税込35,600円前後、「PH-GTX1660-O6G」が税込32,000円前後。

  • TUF-GTX1660-O6G-GAMING

TUF-GTX1660-O6G-GAMINGは、高耐久が特徴のゲーミングブランド「TUF Gaming」初のグラフィックスカード。長寿命のベアリングや防塵ファン、基板やコンポーネントを保護するバックプレートを搭載。

出荷前には、Fortnite、 League of Legends、 Overwatch、 PlayerUnknown's Battlegroundsといったゲームタイトルを使って144時間のストレステストを実施しているという。

主な仕様は、ベースクロックが1,530MHz (OCモード時1,560MHz)、ブーストクロックが1,815MHz (OCモード時 1,845MHz)、メモリが192bit接続の6GB GDDR6、メモリスピードが8Gbps、メモリ帯域幅が192.1GB/s。TDPが120W。補助電源コネクタが8ピン。画面出力インタフェースがHDMI 2.0×1、DisplayPort 1.4×1、DVI-D×1。

  • PH-GTX1660-O6G

PH-GTX1660-O6Gは、全長174㎜のショート基板モデル。こちらも長寿命のベアリングと防塵ファンを搭載。ファンブレードの先端に曲げを加えた「ウイングブレード」によって、風圧を向上したという。

主な仕様は、ベースクロックが1,530MHz (OCモード時1,560MHz)、ブーストクロックが1,800MHz (OCモード時 1,830MHz)、メモリが192bit接続の6GB GDDR6、メモリスピードが8Gbps、メモリ帯域幅が192.1GB/s。TDPが120W。補助電源コネクタが8ピン。画面出力インタフェースがHDMI 2.0×1、DisplayPort 1.4×1、DVI-D×1。

GIGABYTE

GIGABYTEは「GV-N1660GAMING OC-6GD」「GV-N1660OC-6GD」を発売。店頭予想価格は、「GV-N1660GAMING OC-6GD」が税別31,980円前後、「GV-N1660OC-6GD」が税別30,980円前後。

  • GV-N1660GAMING OC-6GD

GV-N1660GAMING OC-6GDは、3基の80㎜ファン採用のクーラーを搭載。左右のファンと中央のファンの回転方向を反対にするオルタネイトスピニングファンや、コンポジットヒートパイプ、ヒートパイプがGPUに直接触れる「ヒートパイプ ダイレクトタッチ」によって、高い冷却性能を備える。

主な仕様は、コアクロックが最大1,860MHz、メモリが192bit接続の6GB GDDR6、メモリスピードが8Gbps。TDPが120W。補助電源コネクタが8ピン。画面出力インタフェースがHDMI×1、DisplayPort×3。

  • GV-N1660OC-6GD

GV-N1660OC-6GDは、2基の90㎜ファン採用のクーラーを搭載する。主な仕様は、コアクロックが最大1,830MHz、メモリが192bit接続の6GB GDDR6、メモリスピードが8Gbps。TDPが120W。補助電源コネクタが8ピン。画面出力インタフェースがHDMI×1、DisplayPort×3。

玄人志向

玄人志向は独自のデュアルファンクーラーを搭載する「GF-GTX1660Ti-E6GB/DF」を投入。店頭予想価格は税別29,800円前後。

  • GF-GTX1660Ti-E6GB/DF

主な仕様は、コアクロックが最大1,800MHz、メモリが192bit接続の6GB GDDR6、メモリスピードが8Gbps。TDPが120W。補助電源コネクタが8ピン。画面出力インタフェースがHDMI×1、DisplayPort×1、DL-DVI×1。

MSI

MSIは「GeForce GTX 1660 GAMING X 6G」と「GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC」の2モデルを国内投入。店頭予想価格は、「GeForce GTX 1660 GAMING X 6G」が税別33,980円、「GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC」が税別29,800円。

  • GeForce GTX 1660 GAMING X 6G

GeForce GTX 1660 GAMING X 6Gは、同社独自のTWIN FROZR 7クーラーを搭載。2基の従来型ファンブレードと分散型ファンブレードを組み合わせたトルクスファン3.0により、GPUだけでなく電源部分も効率よく冷却する。

また、GPU温度が60度以下のときにファンの動作を止めるZero Frozr、LEDライティング機能「Mystic Light」も搭載する。

主な仕様は、ブーストクロックが1,860MHz、メモリが192bit接続の6GB GDDR6、メモリスピードが8Gbps。TDPが130W。補助電源コネクタが8ピン。画面出力インタフェースがHDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×3。

  • GeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OC

一方のGeForce GTX 1660 AERO ITX 6G OCは、ショート基板モデル。耐久性に優れた個体コンデンサを採用する。またこちらは1基のトルクスファンを備えたクーラーを搭載する。

主な仕様は、ブーストクロックが1,830MHz、メモリが192bit接続の6GB GDDR6、メモリスピードが8Gbps。TDPが130W。補助電源コネクタが8ピン。画面出力インタフェースがHDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×1、DL-DVI-D×1。

ZOTAC

ZOTACは、スタンダードモデル「GAMING GeForce GTX 1660 6GB GDDR5」、オーバークロックモデル「GAMING GeForce GTX 1660 AMP 6GB GDDR5」の2モデルを展開する。価格はGAMING GeForce GTX 1660 6GB GDDR5が税別27,800円前後、GAMING GeForce GTX 1660 AMP 6GB GDDR5が税別32,800円前後。

  • GAMING GeForce GTX 1660 6GB GDDR5

GAMING GeForce GTX 1660 6GB GDDR5は、173.4㎜のコンパクトモデル。スペースが限られている小型PCへの組み込みにも好適という。静圧を重視した70mmカーブファンと風圧を重視した80mmブレードファンを搭載する。

主な仕様は、クロックが最大1,785MHz、メモリが192bit接続の6GB GDDR6、メモリスピードが8Gbps。TDPが120W。補助電源コネクタが8ピン。画面出力インタフェースがHDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×3。

  • GAMING GeForce GTX 1660 AMP 6GB GDDR5

GAMING GeForce GTX 1660 AMP 6GB GDDR5は、オーバークロックモデルとしてはサイズを抑えたモデルで、多くのケースに取り付けられる。冷却力を重視し、80mm静圧カーブファンを2基搭載する。また、ヒートシンクのGPU部分は銅製ブロック、さらに6㎜径の銅製ヒートパイプを3本備える。

主な仕様は、クロックが最大1,845MHz、メモリが192bit接続の6GB GDDR6、メモリスピードが8Gbps。TDPが130W。補助電源コネクタが8ピン。画面出力インタフェースがHDMI 2.0b×1、DisplayPort 1.4×3。