パナソニックは3月14日、「テクニクス」ブランドのダイレクトドライブターンテーブル「SL-1200MK7」を発表した。5月24日から発売し、価格は90,000円(税別)。

  • SL-1200MK7

    ダイレクトドライブターンテーブルシステム「SL-1200MK7」

クラブDJなどから高い支持を受けてきた「SL-1200」シリーズの正統な最新後継モデル。ボタンレイアウトやプラッターの慣性質量などを踏襲しつつ、モーターとしてコイルからコア(鉄心)を排除したコアレス・ダイレクトドライブ・モーターを搭載。トルク性能を高め、コギングを抑え込んでいる。

  • SL-1200MK7

    ピッチコントロールはデジタル制御となり、細かく高精度な調整が可能

  • SL-1200MK7

    アームの先端を照らすLED

回転数は、33 1/3rpm 、45rpm、78rpm(切換スイッチで設定)に対応。「ピッチコントロール機能」により、回転速度は±8%または±16%の範囲で調整できる。

電気回路もチューニングを重ね、立ち上がり時間が0.7秒(33 1/3回転時)と前モデルより高速化。トルクやブレーキスピードの調整、レコードの逆回転再生が可能など、DJパフォーマンスを支援する機能を多数備える。

  • SL-1200MK7
  • SL-1200MK7
  • DJブースとプレイを演出するLEDは、赤色と青色を切り替え可能

シャーシは、ABSにガラス繊維を配した特殊素材とアルミダイカストを一体化した2層構造。インシュレーターは、スプリングとラバーによる構成で、高音質と高いハウリング耐性を持つ。トーンアーム形式はユニバーサルS字形トーンアーム スタティックバランス型。アームパイプの素材はアルミニウムを採用。

音声出力端子は、PHONO×1、PHONOアース×1。本体サイズはW453×D353×H169mm、重さは約9.6kg。

  • SL-1200MK7

    内部のディップスイッチで、ブレーキ設定とトルク設定を各4段階、逆回転禁止といった設定を行う

  • SL-1200MK7

    過去のモデルでもっとも多かった故障は、直付けケーブルの断線だったという。そこで、PHONO出力端子と電源端子をケーブル着脱式に変更した