総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリアが運営する経営顧問の紹介サービス「i-common(アイコモン)」はこのほど、30~60代の経営者・役員400名を対象にした「自社の顧問採用と顧問へのイメージ」についての調査結果を発表した。
高度な専門知識を有し、一定水準以上の年収を得る労働者について、労働時間規制の対象から除外する仕組みである「高度プロフェッショナル制度」が2019年4月よりスタートする。これまでの労働時間を軸としない、新しい働き方として注目が集まっているため今回、同制度の導入によってさらなる活躍が期待される「顧問」に焦点を当て、現状の調査を行ったという。
「あなたの会社では顧問を採用したことがありますか?」(N=400)という問いに対して、31.5%が「ある」と回答。続いて顧問の採用経験がある経営者・役員126名に対して、自社顧問の働きについて聞いたところ、満足している人が4人に3人以上(75.4%)いることがわかった。
一方で、約6割(57.9%)が改善点を感じているという結果になっており、改善点としては、「自らもっと積極的に動いてほしい」「もう少し聞き上手になって、こちらの要望を聞いてほしい」といった声が上がっている。
雇用形態は正規(47.6%)・非正規(48.4%)と自由度が増す中で、顧問採用方法の約半数(48.4%)が「知人・関係者からの紹介」。全体で4割以上(45.2%)が顧問採用に失敗した経験があると回答している。