西川は3月13日、社内研究機関「日本睡眠科学研究所」監修のもと、3月18日の「睡眠の日」に合わせて実施した「ビジネスパーソンの健康意識と睡眠に関する調査」の結果を発表した。調査期間は2019年2月14~15日、有効回答はビジネスパーソン(会社勤務(一般社員・管理職)、公務員・教職員・非営利団体職員、専門職(弁護士・税理士等・医療関連))500人。

「仕事の悩み」が睡眠の満足度に影響

  • 「睡眠満足度」と「悩み」の関係

睡眠に満足しているか尋ねると、計60.2%が「満足していない(あまり+全く)」と回答。一方、「満足(十分+やや)」は計39.8%にとどまった。

睡眠満足度を同社が規定する7つの「健康クラスター」のうち、ビジネスマンの比率が高い「運動・ケア」グループと「健康あきらめ」グループに限って抽出すると、「運動・ケア」グループでは「睡眠に満足していない人」は計51.3%だったのに対し、「健康あきらめ」グループでは70.7%に上り、両者の間に差があることがわかった。

次に仕事や家庭で悩んでいることを聞いたところ、「職場での人間関係の悩み」(21.6%)や「仕事の内容についての悩み」(14.0%)が、「健康に関する悩み」(11.0%)や「家庭の悩み」(4.4%)より多く、仕事がストレスの原因になっている状況が明らかになった。

さらに睡眠満足度と現在抱えている悩みの関係をみると、睡眠満足群では「悩みがない」と答えた割合は26.1%。他方、睡眠不満足群では「悩みがない」は11.3%にとどまったほか、「仕事に関する悩み」が50.2%と睡眠満足群(41.7%)より多く、同調査では「仕事関係の悩みが睡眠の満足度に大きく影響する」と推察している。