パナソニックは3月11日、1型の大型センサーを搭載するレンズ一体型の高倍率ズームデジカメ「LUMIX DC-FZ1000M2」を発表した。価格はオープンで、予想実売価格は税込み11万3000円前後。3月23日より発売する。

  • パナソニックが発表したレンズ一体型の高倍率ズームデジカメ「LUMIX DC-FZ1000M2」

35mm判換算で25~400mm相当の光学16倍ズームレンズ(開放F2.8-4.0)を搭載したレンズ一体型モデル。撮像素子は1型の高感度MOSセンサーで、画素数は有効2010万画素。高感度撮影時のノイズを抑制し、被写界深度の浅いボケ味を活かした作品づくりが楽しめる。

  • レンズは35mm判換算で25~400mm相当の光学16倍ズームとなる

  • 背面液晶はフリーアングル式となる

新機能の「ズームバック機能」は、望遠撮影に被写体を見失った時にボタンを押し続けることでズームアウトを行い、被写体を見つけやすくする機能。手ブレ補正機構は、静止画用にPOWER O.I.S.を、動画用に5軸ハイブリッドを備える。

  • レンズ側面にズームバック用のボタンを配置する

ファインダーは0.39型(約236万ドット)と大型化した。ディスプレイは3型(124万ドット)のタッチパネル仕様で、タッチAFやタッチパッドAFに対応。フリーアングル仕様なので、ローアングルやハイアングルの撮影もしやすい。レンズ部のコントロールリングや天面部の前ダイヤル/後ダイヤル、ファンクションボタンの装備により、撮影時の操作性も向上した。

  • 液晶はタッチパネル式で、タッチAFなどに対応する

30コマ/秒の連写撮影を行う「4Kフォト」では、4K連写、4K連写(S/S)、4Kプリ連写の3つのモードを搭載。4Kフォトを利用した機能として、撮影後に好きなフォーカスポイントの写真を選べる「フォーカスセレクト」「フォーカス合成」、一連の動きを1枚の写真に合成する「軌跡合成」、決定的瞬間の写真選択の手間を軽減できる「オートマーキング」などを用意する。

記録メディアはSDXCメモリーカード。記録形式は静止画がJPEG / RAW、動画がMOV / MP4、AVCHD Progressive / AVCHD。そのほかのおもな仕様は以下の通り。

  • レンズ構成: 11群15枚(非球面8面5枚)
  • 合焦範囲: 通常W端30cm、T端1.0m
  • 絞り: 7枚羽根虹彩絞り
  • シャッター速度 : メカシャッター60~1/4,000秒、電子シャッター1~1/16,000秒
  • ISO感度: 80~25600
  • 無線機能: IEEE802.11b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.2
  • 撮影可能枚数: 静止画約440枚(CIPA準拠)、動画実撮影時間約65分
  • フラッシュ: 内蔵
  • 本体サイズ: 約136.2×131.5×97.2mm
  • 重さ: 約810g (バッテリ、メモリーカード含む)