女優の有村架純が12日、東京・渋谷のNHKで行われたスペシャルドラマ『ひよっこ2』(総合 3月25日~28日19:30~20:00 ※4夜連続)の試写会に、脚本を手掛けた岡田惠和氏、制作統括の菓子浩氏、演出の黒崎博氏とともに出席した。
2017年に放送されたNHK連続テレビ小説『ひよっこ』の続編となる同作の舞台は、前作から2年たった1970年の東京赤坂と奥茨城村。みね子役の有村、“ヒデ”こと秀俊役の磯村勇斗をはじめ、おなじみのキャストが再集結する。
有村は、前作からの変化について「谷田部みね子役ではなくて、前田みね子役になったこと。ヒデさんと結婚したから…」と話し、「まだ聞きなれないという気持ちもあって、きっと劇中のヒデとみね子たちもまだ『前田みね子です』って言うのが照れくさかったり、言い慣れていないような関係性なんだろうなと。初々しさを私もみね子も感じながら撮影していました」とにっこり。続けて、「でも環境は変わっても関係性は変わらない。ヒデとみね子の空気感も、すずふり亭の空気も、谷田部家に帰ったときもまったく変わっていなくて、これが『ひよっこ』だなと感じました」と語った。
また、「ヒデさんと2人きりのシーンが慣れなくて、やりながら照れくさい部分があった」と告白。「みね子の部屋にヒデさんがいるっていうのが…新しい自分の生活というのが、これが結婚ということなんだなって思いましたし、なんか落ち着かない、そわそわする感じもあって、カットがかからなかったときのアドリブもどういう風に会話するんだろうと楽しみながらやっていました」と振り返った。
そして、「1年という長い期間をかけて撮影していたので、なかなかイントネーションが抜けなかったり、普段しゃべっていても『なまっている』って言われたり。それくらい染み込んでいる、愛着のある役」と『ひよっこ』への思いを語り、「その前に『中学聖日記』(TBS)をやっていて、全然違う役柄だったので大丈夫かなと思ったんですけど、戻れるんですよね。だからもし、続きができるのであれば、きっと1年後、2年後って経ったときに、根本は変わらないけど大人の女性としてどうなっているのか楽しみな役だなと思います」とさらなる続編にも興味を示した。