きょう12日に放送されるカンテレ・フジテレビ系番組『セブンルール』(毎週火曜23:00~)では、岩手・三陸鉄道の運転士に密着する。

  • 『セブンルール』の密着を受ける宇都宮聖花さん=カンテレ提供

さまざまな分野でキャリアを輝かせている女性たちに密着し、彼女たちが決めている7つのルールを掘り下げていく同番組。今回の主人公は、NHKの朝ドラ『あまちゃん』の舞台にもなった、三陸鉄道の若き運転士・宇都宮聖花さん(24)だ。

宇都宮さんが高校1年生の時、ふるさとである岩手・宮古市は、東日本大震災で甚大な被害を受けた。「当たり前に見慣れていた街並みが、跡形もなくなった。“悲しい”を通り越して涙も出なかった」という。

“東京で運転士になる”という夢をかなえるために、高校卒業と同時に西武鉄道へ入社。駅員として働いていたが、お盆に帰省したときに三陸鉄道に乗ったことで、故郷への想いが湧き上がった。そして震災から5年、2016年に三陸鉄道に転職し、翌年、国家試験に合格して運転士となった。

ワンマン運転が基本の三陸鉄道では、運転だけでなく、運行状況確認や点検作業、車掌業務や車内清掃も運転士が兼務。そのため、最終列車の運行を終えても、ホームやトイレ清掃など、地道な作業を続けていた。

“三陸鉄道の顔”として、多くのメディアから注目を集める彼女の姿に、地元の人たちは温かい笑顔を向ける。「10両編成の電車を運転したかった」という夢を持ちながら、地元のために前を向いてレールの上を走り続ける彼女のセブンルールとは…。

VTRで、宇都宮さんから「ワイルドで素敵ですよね」と言われたスタジオの青木崇高は「超うれしい!」と満面の笑み。また、彼女のあるルールから、スタジオでは「娘ができたらどうなる?」という話題になり、子供が好きすぎて教育できるか不安だという若林正恭は、最近ガールズバーに行ってもおじさん目線になってしまうとエピソードを話す。