はとバスは3月11日、同社初の男性バスガイド候補生を採用することを発表した。

  • はとバス初の男性バスガイド(イメージ)

2019年度は、男性2名を含むバスガイド候補生26名が入社予定。同社では、創業から70年間バスガイド技能職は女性のみを採用してきたが、昨年男性の入社希望があり選考基準に達したことから2名の男性バスガイド候補生を採用することが決まったという。

「小さい頃から人前に立つことが好きで、人に物を教えたり、伝えたりすることが得意」「人を惹きつけ、たくさんの喜び、感動を提供できるガイドになりたい」といった志望動機を受けたもの。「女性同様、気品とおもてなしの心を兼ね備えた男性バスガイドへと育成していく」と同社。

バスガイド(女性)から運転士への職種変更も

また、入社3年目のバスガイド(女性)が、免許取得条件である満21歳となり、大型2種免許を取得し、3月8日に同社の運転技能職の登用試験に合格。4月1日にバスガイドから運転士に職種変更する。

同社では、バスガイドから運転士へ職種変更することは初めて。「かねて女性の観光バス運転士に憧れがあり、運転士としてはとバスの安全を担い、お客さまに快適な旅を提供する仕事がしたい」という本人の意向を尊重したものという。

3月31日まではバスガイドとして乗務し、4月1日からは制服を切り替えて運転士として研修を受ける。

4月1日における観光バス事業に関わる乗務員の在籍人数は、運転士が新入社員5名を含め 157名、バスガイドは新入社員26名を含め153名(見込み)となる。同社では、「今後は多様な人材の採用と社内から多彩な才能を活かす登用を積極的に進めてまいります」としている。