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【この記事のエキスパート】
二級建築士、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザー1級:尾崎 友吏子
3人の男の子を育てながら、建設コンサルタントで働くワーキングマザー。
暮らしをダウンサイジングする生き方や、心地よいシンプルな暮らしを綴ったブログ「cozy-nest 小さく整う暮らし」で多くの読者の支持を得ている。
主婦雑誌で度々取材を受け、講演活動も行う。
初著書に『3人子持ち働く母のモノを減らして家事や家計をラクにする方法』(KADOKAWA)が大人気。
「食事は手作りが基本」「家はいつもスッキリ整えたい」というこだわりは叶えながら、平日朝の家事は1時間、夜も1時間という合理的に行う家事の手法を著書『3人子持ち働く母の「追われない家事」』(KADOKAWA)にて具体的に紹介。
家庭用だけでなくアウトドアシーンや災害時にも使えるカセットコンロ。イワタニやニチネンなどさまざまなメーカーから販売されています。本記事では、カセットコンロの選び方とおすすめ商品を紹介。防災用や一人暮らしにおすすめのミニサイズ、家庭用焼き肉プレートなど厳選しました。
タイプ別診断で発見!あなたにぴったりのカセットコンロは?
カセットコンロは、商品によって機能や形がさまざま。まずは、どんなカセットコンロがぴったり合うのかをチェックしてみましょう。
診断チャートで簡単チェック!
ほしいカセットコンロがわかりましたか?タイプ別にそれぞれの特徴を説明していくので、さらに自分に合ったタイプをみつけてみましょう。
A:家庭用でコンパクトなものが欲しいなら「スリム・ミニサイズ」
卓上料理やアウトドアのときだけ出して使う場合は、コンパクトに収納できるスリム・ミニサイズがおすすめです。テーブルを広く使えるほか、軽量で出し入れがしやすいため使うのが面倒になることもありません。
約30×30cmサイズが一般的ですが、省スペースに収納できるコンパクトタイプや収納性に優れた薄型タイプ、少人数に適した小型タイプや専用ケース付きでしまいやすいタイプなどがあります。
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B:火力の強さを重視するなら「最大発熱量:3.3kW以上」
火力は最大発熱量をあらわす(kW(kcal/h)」という単位がありますが、発熱量が大きければ大きいほど火力が強くなり、燃焼持続時間は長くなります。
2.9kW(kcal/h)ほどが一般的ですが、最大出力3.3kW以上の商品であれば強い火力ですばやく水を沸騰させることが可能。強火&スピーディーに調理がしたい場合におすすめです。
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C:一般的な火力で十分なら「最大発熱量:2.6kW前後」
火力が強い商品はすばやく加熱ができる一方、カセットボンベの消費が早いというデメリットも。火力にこだわりが無い場合は、調理がしやすくてガスの消費スピードを抑えられる2.6kW前後の商品がおすすめ。家庭用ガスコンロの平均的な出力が2~3kWなので、家のコンロと同じような感覚で使えます。
それよりも低いものは、あまり調理には適していません。時間をかけてお湯を沸かしたり、調理済みの料理を保温したりするときに使いましょう。
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D:とにかく安全性重視なら「プラスαの安全機能付き」
最近のカセットコンロの大半は、圧力感知安全装置と容器装着安全機構を搭載していて、安全に使える工夫が施されています。さらに安全性を重視したいという人は下記のようなプラスα の安全機能が付いている商品を選びましょう。
・容器誤装着防止機構
ボンベを正しくセットしないと使用できない
・立ち消え安全装置
ふきこぼれや風で炎が消えると自動的にガスが止まる
・汁受け反転防止装置
汁受けが反転していると鍋が置けない
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E:防災用なら「内炎式」
炎がバーナーの外側に広がる「外炎式」に対して、バーナーの内側に向かって燃える「内炎式」。内向きのため熱が逃げにくいというメリットがあります。
小さな鍋を加熱する場合でも炎がはみ出さずに効率的に熱を加えることが可能で、鍋底全体を均一に加熱できます。限られたカセットボンベを効率よく使いたい災害時や、長時間加熱したい鍋の調理などに適しています。
ただ、内炎式は中心部を強く加熱するため、たこ焼きや焼き肉プレートなど、プレート全体を加熱する必要がある場合には外炎式が向いています。
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F:キャンプやBBQなら「アウトドア用」
キャンプやバーベキューなどのアウトドアで使う場合には、機能性・携帯性を重視して選びましょう。
屋外は風の影響で着火しづらくて炎が安定しません。風よけが備わっていれば、火が流れるのを抑えてくれるのでBBQやキャンプ時でも安心して使えます。
また、携帯しやすいコンパクトサイズのものや、専用のケース付きの商品だとより便利に使えます。
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【エキスパートのコメント】
その他のチェックしておきたいポイント!
・別売りの調理プレートの有無
たこ焼きプレートや焼き肉プレートなどがあれば、1台で幅広い調理が楽しめます。
・お手入れしやすい形状かどうか
汁受けや五徳が取り外せるか、シンプルなつくりで拭きやすいかどうかにもチェック。素材部分にフッ素加工が施されていれば、ふき取るだけできれいになります。
汁受けが山型であれば、ふきこぼれた煮汁が本体ではなく外側に流れてくれるので汚れにくいです。