◆本記事はプロモーションが含まれています。
【この記事のエキスパート】
整理収納コンサルタント/暮らしコーディネーター:瀧本 真奈美
株式会社クラシングR 代表取締役
化粧品会社勤務、看護師を経て転職。
整理収納コンサルタント、住宅収納スペシャリスト、時短家事コーディネーター(R)expert他、資格有。
出版書籍6冊、掲載誌は130冊を超える。
専門家として「サタデープラス」「ZIP!」「ラヴィット!」などメディア出演も多数。
SNS総フォロワー19万人のインフルエンサーとして暮らしを提案、執筆、講演、SNSコンサル業務、ショップ経営など幅広く活動している。
この記事では、美味しいコーヒーを淹れるのに欠かせないコーヒードリッパーの選び方とユーザーイチオシの商品、編集部のおすすめ商品を紹介します。ハリオ・カリタなどプロ愛用ブランドのおしゃれな商品や、ドリッパーセット、ペーパーレス、アウトドア向けの1人用折りたたみタイプも。初心者も必見です!
コーヒードリッパーの選び方
ここからは、コーヒードリッパーの選び方をご紹介します。ポイントは次のとおり!
【1】形状
【2】穴の数
【3】リブ
【4】フィルターの種類
【5】素材
【6】サイズ
これらのポイントをおさえることで、自分に合ったコーヒードリッパーを見つけられますよ。一つずつ解説していきます。
【1】ドリッパーの形状から選ぶ
好むコーヒーの味は、人それぞれ違うもの。甘味があるものがいいのか、酸味があるものがいいのか、それとも苦みが強いものを好むのかなど。さらに、いつも同じ味がいい場合と、気分によって味に変化をつけたい場合があり、いずれかによってドリッパーの選び方は変化します。
台形タイプ:ゆっくり抽出され、コク深い味わいに
台形タイプのコーヒードリッパーは、底にひとつや3つほど穴が開いているタイプです。穴の数や大きさは商品により異なりますが、傾向としてお湯がしっかりと浸透してから抽出され、コク深い味わいのコーヒーを楽しむことができます。
穴が少ない、もしくは小さいもののほうが、抽出される速度が遅くなるため、よりしっかりした味わいになります。形とあわせて、穴の数もチェックしましょう。
円錐タイプ:抽出が早めで、すっきりした味わいに
円錐タイプのコーヒードリッパーは、底の頂点にひとつだけ穴があるタイプ。お湯がまっすぐに下に流れていくため、スッキリめの味わいになることが多いです。また、お湯がコーヒー粉のなかを通る距離が長く、しっかりと味が出ます。
リブ(ドリッパーの内側部分にある溝のこと)のタイプは、直線タイプとらせん状のスパイラルタイプがあります。メーカーによってこだわりのリブをつくっているので、リブの形によっても味わいが変わります。
【2】ドリッパーの穴の数に注目
コーヒードリッパーは穴の数やサイズによって、味わいが異なります。濃厚な味わいを楽しみたい方は穴の数はひとつでサイズが小さめのものを選びましょう。お湯がゆっくりと落ちるため、エキスをじっくり抽出することが可能です。あっさりとした味わいがお好みなら、穴の数が多いものか大きいものを選ぶとよいでしょう。
抽出時間に影響を与えるのは、穴の数やサイズだけではなく、ドリップテクニックやコーヒー豆の挽き具合などもあります。おいしいコーヒーを淹れるための目安としてチェックしておきましょう。
【3】リブの入り方も商品によってさまざま
ドリッパーの内側にある溝のことを「リブ」といいます。これにより、ペーパーとドリッパーの密着を防ぎ、お湯の流れを調節できるといわれています。
リブは、直線になっているものや螺旋状になっているものがあり、上部から下部までリブがあるものや、下部だけにリブがあるものなどメーカーによってさまざまです。下部だけにリブがあるタイプは、お湯がゆっくりと落ちるため濃いめの味になりやすいとされています。ただしこの見解はメーカーにより異なるので、気になる方はチェックしてみてください。
【4】フィルターの種類をチェック
コーヒードリッパーには、紙のフィルターをセットして抽出する「ペーパーフィルター」と、ペーパーレスで使用できる「ステンレスフィルター」があります。
ペーパーフィルター:使い捨てできるお手軽タイプ
ペーパータイプのフィルターの特徴は、なんといってもその手軽さ。使用するときはペーパーをセットし、片づけるときはペーパーごと捨てればOK。ステンレスフィルターのように、使用後に洗う必要がないので楽チンです。
なくなったら買い足す必要はあるので、そのぶんコストはかかってしまいます。
ペーパーレスフィルター:デザイン性に優れた製品が多数!
紙製のフィルターを使わないペーパーレスフィルターは、使用後に洗って繰り返し使えます。ステンレスやプラスチックの本体に、メッシュ生地が付いているのが特徴。ゴミが出ないので、環境にやさしく、ペーパーフィルターのストックを用意する必要もありません。
ペーパーレスフィルターで抽出すると、ペーパーフィルターを通した時よりもコーヒーオイルを含むため、コーヒーの風味を存分に楽しめます。
しかし、フィルターの目が粗い分、コーヒーの微粉も一緒に抽出されやすいため、舌触りに影響が出ることがあります。また、フィルターの目が詰まらないようていねいに洗い、しっかり乾かす必要があるので注意しましょう。
デザイン性に優れた製品も多いのでインテリアとしても重宝しますよ!
ネルドリップ:至福の一杯を仕上げるなら
ネルと呼ばれる肌触りが柔らかい布製のフィルターを使ってコーヒーをドリップするタイプ。老舗の純喫茶などでネルドリップを見たことがあるかもしれません。
コーヒーファンから根強い支持を集めるドリップ方法で、手間暇をかけて一杯のコーヒーを作り上げるため、その味は格別。ただ、利用するには専用のサーバーを用意したり、淹れる技術が必要になってきたりします。
ペーパーレスフィルターと同様に、洗って繰り返し使うタイプになります。コーヒーを淹れるたびに色が濃くなっていくので経年変化も楽しめます。
【5】素材で選ぶ
コーヒードリッパーの素材は、陶器やガラス製、樹脂・プラスチック製、ステンレスなどの金属製があります。それぞれの素材の特徴をみていきましょう。
シンプルでおしゃれな「陶器製」「ガラス製」
陶器や磁器、ガラス製のコーヒードリッパーは、シンプルなデザインで見た目にもおしゃれ。コーヒータイムをおしゃれに楽しみたい人におすすめです。
割れてしまったり欠けてしまったりということが起こりやすい素材ではあるものの、耐久性が高いので長く愛用できますよ。使用時の注意点としては、本体の温度が低くなりやすいため、使用前には一度お湯をかけて温めておく必要があります。
軽くて扱いやすい「プラスチック・樹脂製」
プラスチックなどの樹脂素材でつくられたコーヒードリッパーは、軽くて手軽に扱えることがポイントです。リーズナブルな価格で手に入りやすく、はじめてコーヒードリッパーを使ってみたい方やコーヒーを飲む機会が少ない方におすすめです。
ただし、耐久性は高くないため、ある程度劣化したら買い替えるようにしましょう。
丈夫で長く使える「金属製」
ステンレスなどの金属製は、丈夫でひび割れなどの心配がなく、長く愛用できます。ガンガン使えるので、1日に何度もコーヒーをいれる方にもぴったり。スタイリッシュな見た目もおしゃれですね。
素材の特徴として、熱伝導率が高いため一定の温度をキープしてコーヒーをいれることができます。ほかの素材に比べると価格がちょっと高めの傾向にあるので、使用頻度などを考えて選んでみてください。
【6】収納場所も考えてサイズを選ぶ
コーヒードリッパーは、「1~2人用」「3~4人用」など、人数分の目安が表記されていることが多いです。一度に何杯くらいコーヒーをいれるのかに合わせて、サイズを選びましょう。
「そのときのお客さんの数によって変わるから分からない」という場合は、少し大きめのサイズを選んでもよさそうです。なぜなら、小さめを選んでしまうと、何度もコーヒーを入れる手間がかかってしまうから。ただし、大きめサイズを選ぶときには、収納スペースがあるかどうかのチェックも忘れずにしましょう。
またコンパクトに収納できるアウトドア向けのコーヒードリッパーもあります。旅先などでも自分でコーヒーを淹れたいという方は確認してみてください。
コーヒードリッパーのおすすめメーカー
数あるコーヒードリッパーから選ぶのは大変ですよね。そんなときには著名なメーカーから選んでみては? コーヒー専門店や、バリスタに使われているメーカーのアイテムであれば安心して購入できますよ。
HARIO(ハリオ):熟練の技術が光る耐熱ガラスに注目
1921年に創業したガラスメーカー。日本で唯一、耐熱ガラスの自社工場を保有しており、独自製品の企画・製造を行っています。注目すべきアイテムは、耐熱ガラス「ハリオグラス」を採用したドリッパー。性能がいいだけでなく、見た目も美しく所有欲をそそられます。
ほかにもプラスチック製、セラミック製、金属製もあるので自分好みを探してみてください!
Melitta(メリタ):ペーパードリップ、生みの親
1908年にドイツ・ドレスデンで誕生したメリタ。世界で初めてペーパードリップ方式を考案したメーカーとして知られています。コーヒー専業メーカーだけに、ドリッパーのほかにも業務用&家庭用コーヒーメーカーやサーバー、ミルなど、コーヒーにまつわるあらゆる製品を展開。
コーヒーグッズを一式メリタで揃えることもできますよ!
Kalita(カリタ):日本唯一、コーヒー器具専門メーカー
コーヒードリッパーとペーパーフィルターの両方を製造している、日本で唯一のコーヒー器具専門メーカーです。「カリタ式」と呼ばれる、独自の三つ穴構造のドリッパーとペーパーフィルターを組み合わせた抽出方法が自慢で、昭和の喫茶店文化の拡大に大きく貢献しました。
そのベーシックな抽出方法は、今でも各地のコーヒーショップのバリスタから愛されています。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)