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【この記事のエキスパート】
フードコーディネーター/料理・お菓子研究家:佐々木 ちひろ
学生時代に栄養学を学び、製菓会社・食品会社のフードコーディネーターを経て独立する。
現在は書籍・WEB・企業などのレシピ考案やフードスタイリングを中心に活動する。
美味しい料理を作るため食材選びからこだわり、普段から居心地のよいキッチン作りや、効率よく仕事をするため機能性に優れた調理道具えらびを心がけている。
料理にかけたり、サワーにしたり、さわやかな味わいで愛されるレモン。市販のレモン汁なら調味料として手軽に使えて便利です。この記事ではフードコーディネーターの佐々木ちひろさんに取材し、レモン汁を選ぶときのポイントと、選ぶときのポイントを紹介します。
フードコーディネーターに聞いた!
レモン汁の選び方
フードコーディネーターの佐々木ちひろさんに、レモン汁(レモン果汁)を選ぶときのポイントを教えてもらいました。
「濃縮還元」か「ストレート」か、製法で選ぶ
レモン汁は「ストレート」と「濃縮還元」があり、その製造方法により味わいが変わります。「濃縮還元」は比較的リーズナブルに購入できることが魅力ですが、「ストレート」のほうがレモンそのままのおいしさを味わうことができます。
「ストレート」とはその名のとおり果実をそのまま絞り、不純物をろ過して製造したものです。
「濃縮還元」は輸送や保存に便利なように、レモン汁の水分をいったん抜いて濃縮したものに、再び水を加えて製品化しています。加工時に香りや風味が損なわれやすいため、香料などを加えているものもあります。
国産レモンの果汁は希少!
レモンの産地や栽培方法をチェックする
レモンの産地は国産と外国産があります。農薬などの心配から外国産よりは国産を選びたいという方も多いです。
レモン果汁などに使われる加工用のレモンは、国産のものより外国産のものが多く使われています。国産で選ぶというのもひとつのポイントですが、高価になるので、使い方と価格のバランスで選ぶといいですね。
イタリアシチリア産
レモンの産地の中でも最も有名なのがイタリアのシチリア産です。レモン汁でストレートと記載されている商品の多くはこのシチリア産のものが多くなっています。
シチリア産のレモンは、果汁が豊富で酸味がマイルドな「フェンミネッロ・コムーネ」という品種です。シチリアはレモンの栽培に適した一年中温暖な気候です。
スペインムルシア産
スペインの南部のムルシア地方もレモンの産地として有名です。年間50万トンもの生産量で、スペインレモンの50%以上がムルシア産のものです。
有機栽培国産
国産レモンは、プロの料理人や調理師から支持されています。国産レモンは、収穫後にかける防腐剤である「ポストハーベスト」の使用が禁止されています。
日本で食べられているレモンは「ユーレカ」や「リスボン」という品種で、強い酸味が特徴です。
【エキスパートのコメント】
素材にこだわるなら、国産か外国産かといったことのほかにも気をつけたいこととして、原料のレモンがオーガニック(有機)であるかどうかという点にも気を付けるといいですよ。
料理? お菓子? 使い方に合わせて選ぶ
レモン果汁をどのように使うかによって合うレモン汁が変わります。
ピクルスやサワードリンクのように、野菜やフルーツを漬け込む場合や、お菓子作りでレモンを主役にしたい場合などは、しっかり風味がつく、香りが強いレモン果汁が合います。
ドリンクに加えて飲むような場合はあまり酸味が強くないものが飲みやすくおすすめです。
使いきれる容量を選ぶ
レモン汁を選ぶ際にもうひとつチェックしたいポイントが使い切れるかどうかです。
購入するときに賞味期限をチェックする方は多いと思いますが、一度開封してしまうと賞味期限に関わらず早めに使い切らなくてはなりません。1~2週間程度で中身が変質してしまう可能性もあり、特に無添加のものは注意が必要です。
使用後はすみやかに冷蔵庫に入れるなど、使い方に気をつけることも大切ですが、まずはご自身に合った容量を選ぶとよいでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)