HAKUHODO Blockchain Initiativeと博報堂金融マーケティングプロジェクトはこのほど、「仮想通貨に関する生活者調査(第2回)」を発表した。調査時期は2018年10月、有効回答は19~59歳の個人2万人。

購入経験者、4割弱が塩漬け状態

  • 仮想通貨取引頻度(出典:博報堂Webサイト)

仮想通貨の認知度は88.5%と高水準にあるものの、興味度は18.6%と、2018年2月の前回調査(20.4%)と比べて1.8ポイント減少した。一方、実際に仮想通貨の購入経験がある人は5.0%と、前回(4.7%)より0.3ポイント増加した。

仮想通貨購入者を対象に半年前と現在の取引状況を比べたところ、62.3%が「減った」と回答。また、39.4%がこの半年間全く取引を行っておらず、いわゆる塩漬け状態にあることが判明した。取引を行わない理由を聞くと、「価格が安くて売りたくなかったから」(30.5%)、「価格変動が激しかったから」(23.9%)を挙げる人が多く、同調査では「取引所やアプリで相場をチェックしながら、売買のタイミングをうかがっていると考えられる」と分析している。

仮想通貨に期待する活用手段としては、1位「価格変動を利用した資産運用・投資」(50.5%)、2位「資産としての貯蓄」(48.2%)と、投資を目的とする回答が上位2位にランクイン。次いで 「インターネットショッピングの決済」(48.1%)、「個人間送金(国内)」(37.5%)、「コンビニや飲食店での決済」(33.1%)と続き、通貨としての利便性向上への期待も高いことがわかった。