MAXONはこのほど、CPUベンチマークソフト「Cinebench」の最新バージョン「Cinebench R20」を公開した。Windows版はMicrosoft Store、Mac版はApp Storeにて無料でダウンロードが可能だ。
Cinebench R20では、従来のCinebench R15と比べて複雑なテストシーンを用意。レンダリングに必要な演算能力が約8倍に引き上げられたほか、メモリ消費量も4倍となった。テスト内容が異なるため、R20とR15の結果は比較できない。また、R20ではGPU(OpenGL)テストがなくなっている。
このほか、最新のレンダリングアーキテクチャに対応。IntelのEmbree raytracing technologyに加えて、IntelやAMDの最新CPUに搭載される拡張機能をサポートする。
PCの冷却能力が十分で、長時間にわたってCPUのパフォーマンスが発揮されるように環境であれば、テストの精度が向上するという。
Cinebenchに関して、R15は負荷が軽く、最近の多コアCPU環境ではテストに適さないとして、Guru3Dが非公式な解像版となる「Cinebench R15 Extreme Edition」を公開するなど、より負荷の高いテストを求める声が上がってた。