日本テレビは4月改編で、お笑いコンビ・チュートリアルの徳井義実と同局の桝太一アナウンサーがMCを務める新番組『衝撃のアノ人に会ってみた!』(4月3日スタート、毎週水曜19:00~ ※初回2時間SP)を開始する。バラエティ番組でありながらスポーツ局が制作するという珍しい座組だ。
現在放送中の『1周回って知らない話』の枠で放送される同番組は、本人の意図とは裏腹に、世間に衝撃を与えて話題になってしまった人のその後の人生を紹介していくヒューマンバラエティ。これまで9回の特番放送で実績を重ね、いよいよゴールデンタイムでレギュラー化する。
スポーツ局の制作するバラエティ番組と言えば、同局で2月11日に放送された特番『今だから話します! 平成最後にアスリート初告白SP』や、『ジャンクSPORTS』(フジテレビ ※現在はバラエティ部署と共同制作)など、スポーツをテーマにした内容になることが多いが、この番組はスポーツが中心でありながら、芸能人、ミュージシャン、報道ネタ、音楽、グルメなど、ジャンルの幅を広げて展開。
日テレスポーツ局の紀内良彦プロデューサーは「“衝撃のアノ人”に会いに行き、その真相や教訓、隠されたエピソードなどを聞き出し、『人生って面白いなー』と、ほっこりした気分になっていただくことをテーマにしております」と狙いを語る。
もちろんスポーツネタも満載だといい、「ラグビーワールドカップ、東京オリンピック・パラリンピックなどビッグイベントが楽しく見られるように、普段スポーツをご覧にならない方にも違った切り口でアスリートのエピソードをご紹介できればと考えています」と予告した。
日テレでは、ゴールデン・プライムタイム(GP帯)のレギュラー番組をスポーツ局が手がけるのは初めてだというが、岡部智洋編成局担当局次長兼編成部長は「過去にGP帯で7回放送し、最高視聴率14.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)の実績もあるので、自信を持って生活者の皆さまにおすすめできる番組です」と胸を張る。
このほど行われたMCの取材会で、桝アナは「この1~2年は日本全体がスポーツというキーワードで動いていくと思いますので、そこをど真ん中で捉えられるというのは大きなポイントだなと思いますね」とコメント。徳井も同意しながら、「スポーツ局の人の作るバラエティが面白くなった……チャーハンがウマいラーメン屋とかあるじゃないですか。そういう感じ?」と確認したが、桝アナは「スポーツ中継も、うちはしっかりしてますよ!」と強調していた。