アルベールビル五輪・フィギュアスケート銀メダリストの伊藤みどり氏が、きょう7日に放送されるフジテレビ系番組『直撃!シンソウ坂上』(毎週木曜21:00~)に出演し、同五輪での秘話を語る。
番組では、日本フィギュアスケート界が近年強くなった真相に迫る。そこで、日本人として初めて五輪でメダルを獲得した伊藤氏にインタビュー。高校3年生で5種類の3回転ジャンプをひっさげてカルガリー五輪に出場したが、ジャンプの技術性よりも芸術性が評価されていたためかメダルに届かず。ここで、自分の個性を見つめ直し、改めてジャンプの技術を磨くことを決意。前向きに踏み切り3回転半ジャンプする「トリプルアクセル」に挑んだ。
当時の女子選手が公式戦で誰も飛んだことのない「トリプルアクセル」という、まさに前人未到のジャンプを武器に、日本人初のメダルを期待される中で迎えたアルベールビル五輪。初日のオリジナルプログラムで4位スタートと出遅れ、フリープログラムでも演技序盤で「トリプルアクセル」を失敗、崖っぷちまで追い込まれた絶望的な状況の中、当時の伊藤選手はある信じられない決断で銀メダルを手にすることになる。その競技中に下した決断とは…。
その伊藤氏以降、メダリストが生まれなかった日本フィギュアスケート界だったが、2006年のトリノ五輪で荒川静香選手が日本フィギュア初の金メダルを獲得。日本フィギュアスケート界が悲願を成し遂げた背景には、伊藤氏が引退した1992年に日本スケート連盟が始動させた、あるプロジェクトがあった。羽生結弦、紀平梨花、安藤美姫、村上佳菜子、本田望結、本田紗来など、そうそうたる顔ぶれが参加し、世界にはばたくきっかけとなったプロジェクトとは…。
さらに、高橋大輔選手がオリンピックで日本男子初のメダルを獲得した裏にあった秘話を公開。当時、スランプに陥っていた高橋選手を救った、男子フィギュアの第一人者・本田武史選手の行動とは…。このほか、伊藤氏が日本フィギュアスケート史上最も印象的だったと話す、浅田真央の演技をプレイバック。さらにスタジオでは、荒川氏と同期の本田武史氏が、坂上忍をも驚かす荒川氏の意外な一面を表すエピソードを披露する。
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