GABAは3月5日、職場の「飲み会・カラオケに関する調査2019」の結果を発表した。調査は1月24日~29日、全国の20歳~69歳のビジネスパーソンを対象にインターネットで行われ、1,000名(男女各500名)の有効回答を集計した。
職場飲み会・カラオケ参加率、外資系で高い傾向に
職場の飲み会に参加する頻度を聞いたところ、「半年に1回程度」(21.2%)や「2~3ヵ月に1回程度」(16.6%)、「月に1回以上」(16.0%)という人が多く、「参加することがある」人の割合は計76.7%に。職場環境別に「月に1回以上」の割合をみると、外資系企業の人は41.2%、職場に外国人従業員がいる人では26.6%、仕事で英語を使うことがある人では34.0%と、いずれも全体(16.0%)を10ポイント以上上回り、英語を使う職場環境では「飲みニケーション」が盛んに行われていることが明らかとなった。
また、職場の人とカラオケに行く頻度についても聞いたところ、「月に1回以上」は4.0%となり、やはり、外資系企業の人(29.4%)や職場に外国人従業員がいる人(10.7%)、仕事で英語を使うことがある人(15.7%)で、いずれも全体(4.0%)を大きく上回った。
職場飲み会の歓迎テーマ・NGテーマ
次に、職場の飲み会に求めていることを聞くと、「社員間のコミュニケーション」(60.0%)、「おいしい食べ物やお酒」(40.3%)、「気分転換」(25.6%)が上位に。そこで、職場の飲み会で実際に話題にのぼったことを聞いたところ、「仕事・業務」(71.8%)や「職場の人間関係」(55.3%)が多いことがわかった。
また、話題にしてほしいと思うことを聞いたところ、「仕事・業務」(23.5%)、「趣味」(21.1%)、「食べ物・お酒」(19.4%)が上位に。一方、話題にしてほしくないと思うことでは、「上司の悪口」(34.8%)が最多に。次いで「恋愛・結婚」(19.7%)、「職場の人間関係」(16.7%)と続き、ネガティブな話題やプライベートに関する話題は敬遠される傾向にあることがわかった。
職場カラオケでコミュニケーション
職場カラオケによる効果を調べたところ、「職場の雰囲気が良くなった」(27.6%)、「上司と話しやすくなった」(22.1%)、「同僚と話しやすくなった」(21.8%)とのこと。男女別にみると、職場のムード改善効果を実感する人は男性に多く、上司に話しかけやすくなったと感じる人は女性の方が多かった。
また、職場カラオケでのガッカリ行動を聞いたところ、「スマホばかり見ている」(49.3%)、「歌うことを強要する」(39.1%)、「他の人の歌唱力をけなす」(33.7%)が上位に。さらに、職場カラオケでありがちなエピソードを聞くと、「高音が出ず声が裏返った」(25.2%)が最も多く、次いで「他の人と十八番が被って歌えなかった」(14.6%)、「世代の違う上司や部下の選曲になじめなかった」「初挑戦の曲が上手く歌えなかった」(同率13.9%)と続いた。