お笑いコンビ・くりーむしちゅーの有田哲平が4日、東京・台場のフジテレビで行われた『全力!脱力タイムズ』の収録に臨み、収録後に報道陣の取材に応じた。

『全力!脱力タイムズ』の収録に臨んだ有田哲平

フジテレビ開局60周年を記念し、有田哲平がMCを務める『全力!脱力タイムズ』が、番組初のゲリラ放送を敢行。3月25~31日までの期間中に、早朝から深夜までの番組のどこかに数分間、合計14回突然登場するという。

有田は「夜の匂いがするこの番組が、突然朝とか昼とかそぐわない場所に出てきます。ビッグな方の番組に突然出てくることもあるので、とんでもない化学反応みたいなものが生まれるんじゃないかなと楽しみにしてもらいたいですね」とアピール。すでに期間中にオンエアされる収録を済ませ、「まだ信用してないというか、撮りましたけど本当に流れるのか、そもそもどこに流れるのか教えてもらっていません」と放送日は有田にも知らされてないようで、「(放送が)全部終わった後に実感するかもしれませんね。それじゃあ遅いんですけど」と話した。

フジテレビ60周年を祝うスペシャルウイークのアンバサダーにも起用された有田。「フジテレビさんも大冒険されましたよね。アンバサダーで使っていただくというのは、かつてのフジテレビの勢いがあった時代を思い起こさせるようなありがたい抜てきです。一生懸命頑張りたいと思います」と意欲を見せ、アンバサダーを選ばれた理由を「報道番組の方たちのスケジュールが空いていなかったんじゃないんでしょうか。本当はもっといらっしゃるとは思うんですけど、運良くスケジュールが空いていたものですから、にしか思えませんね」と分析した。

また、フジテレビに対しての思いにも言及し、「お世辞抜きでフジテレビのバラエティー番組は毎日毎日が目白押しで、お笑い好きには刺さったテレビ局でした。そんな局でいつかコント番組や冠番組をやりたいというモチベーションで若い時は頑張っていましたね」と告白。有田は、フジテレビでは同番組をはじめ、数々の冠番組に出演。「色々経て、今は"報道番組"をやらせてもらっています。一つの夢が叶ったような気がしますね」と真顔でしみじみと語る場面も。そんな有田が出演している同番組は「誤解されていると思いますが、コント番組ではないですから。夢であるコント番組を叶えたのではなく、夢から報道番組を叶えたんです。まさか大好きな局で報道を任せられるとは思いませんでした。感無量です」と笑いを誘っていた。