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【この記事のエキスパート】
片付け・お掃除伝道師&クリアリングセラピスト:中山 ゆうみ
1997年より年間約1500件、20年間にわたって累計、30,000件にも及ぶお部屋の片づけと掃除に携わってきました。
「片付けられない」悩みに寄り添う「片付けサポート」にたくさんのご依頼をいただいています。
『勝間式汚部屋脱出プログラム』の書籍にも紹介されました。
パーテーションとは、ひとつの部屋を仕切って個別の空間を作るために使われる「間仕切り」のこと。本記事では、パーテーションの選び方とおすすめ商品をご紹介。オフィスで使える衝立タイプや突っ張りタイプ、卓上タイプなど厳選しました。家庭用にも使えます!
パーテーションとは
パーテーションは空間を目的に応じて区切ることができるアイテムです。自宅やオフィスで衝立(ついたて)として設置することで、目隠しやプライベートスペースづくりに活用するのが一般的でしたが、近年はコロナ対策で活用の場が広がりました。飲食店や事務所など、密になりやすい場所で、飛沫防止に力を発揮するアイテムとして導入されています。
市販されているパーテーションには、実用的な機能をもつものからおしゃれなデザインのものまでさまざまな種類がありますので、自分に合ったものをみつけてください。
パーテーションの選び方
それでは、パーテーションの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の4つ。
【1】種類
【2】素材
【3】サイズ
【4】機能性
上記の4つのポイントをおさえることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】種類をチェック
パーテーションは、「突っ張りタイプ」と「衝立タイプ」、「卓上タイプ」にわかれます。それぞれの特徴をチェックして、用途にあわせ選びましょう。
▼おしゃれで壁のように使える「突っ張りタイプ」
突っ張りパーテーションは、バネが内蔵されたポールで天井と床の間に固定します。2本のポールで段差があるところでもしっかり固定でき、室内の設置場所を選びません。工事が不要で壁などをキズつけず、賃貸でも使いやすいのもメリットのひとつ。
フックや棚をつけられるものを壁に沿わせて設置すれば、壁面収納のインテリアとしておしゃれに使用できます。
▼設置方法が簡単な「衝立タイプ」
衝立パーテーションは、置くだけで設置完了する手軽さが魅力です。必要に応じて出し入れできるこのタイプには、脚部がキャスター付きのものも。自立するので部屋のどこにでも設置でき、すっきり収納が可能です。
高さや幅を変えることで目隠しや空間の分割などの目的に対応し、デザインや素材によって部屋の雰囲気を変えられます。オフィス用具としても、インテリアとしても優秀なアイテムです。
▼デスク上に置けるからオフィスなどで活躍する「卓上タイプ」
卓上パーテーションはオフィスデスクやテーブルの上に置いて使用するので、コンパクトで安価なものが多いのが特徴です。共用スペースでパソコンなどを囲むように使えば、視覚が遮断されて集中できるスペースに。
窓口や飲食のシーンでは、お互いの表情がわかるよう透明なアクリル板でできたパーテーションを使って、コミュニケーションを妨げずに飛沫防止ができる工夫がされています。
(★)ポイント:赤ちゃんのいる家庭はベビーゲートを!
赤ちゃん用のパーテーションを探している人は、一般的なパーテーションよりも赤ちゃん専用のものを選ぶのがおすすめ。赤ちゃんがハイハイなど自力でうごけるころになったら、ベビーゲートを用意しましょう。階段やキッチンなど赤ちゃんにとって危険なところに行かないよう、適切な場所に設置してください。
赤ちゃんの様子を確認するため、バーにすき間があるものやブランインド機能がついているものを選びましょう。またケガをしないように、倒れずしっかり固定できるかも確認してください。
【2】素材をチェック
パーテーションに使われる素材もさまざまです。素材によって、雰囲気も変わりますよ。
▼自然のあたたかみがありおしゃれな「木製」
無垢材などの木製のパーテーションは、天然の素材である木材を使ったパーテーションです。木材は、時間とともに劣化が進む合成樹脂などの素材と違い、時間を経ることで色やツヤに深みが増していくという特徴があります。
木独特のあたたかさをもち、軽く丈夫で移動も設置方法もかんたん。色を合わせれば和室・洋室どちらにもなじみやすく、落ち着いた雰囲気を作ってくれます。
デメリットは、やや強度が低くキズがつきやすいこと、水に弱くしみになりやすいことなどがあげられます。
▼機能性が高く使いやすい「スチール製」
スチール製のパーテーションは、特徴として「汚れにくい」ことや「磁石などのマグネット製品が使える」、「遮音性(音をさえぎる力)にすぐれている」ことなどがあります。
骨組みと2枚のパネルを組み合わせ、間に石膏ボードをはさんでいる構造のものもあるので、強度が高く火災に強い、オフィスにも使用できるパーテーションです。
デメリットとしては、重量があるため、一度設置してしまうと移動が難しいことと、ほかの素材のパーテーションよりやや高価なこと、時間が経過すると劣化してくることなどがあげられます。
▼軽くて扱いやすい「布製」
布製のファブリックパーテーションは、色やデザインが豊富で軽いため、持ち運びや設置がらくにできるのが特徴です。美容院などでよく見かけますが、デザインや布の素材によっては、一般家庭の部屋にもマッチします。
布をパーテーションに使用するもっとも大きなメリットは、汚れたときや劣化したとき、部屋のイメージを変えたいときなど、かんたんに洗ったり取り替えたりできる点です。さらに、難燃処理や抗カビ加工、抗菌処理されているものを選んで、幼児や高齢者がいる場所に使用することもできます。
デメリットとしては、軽量で持ち運びがらくな分、やや安定性に欠ける点があげられます。
▼飛沫防止には「アクリル製」
アクリル製のパーテーションは、水や汚れがついてもすぐに拭きとれるのが強みです。
飛沫防止対策として、飲食店などでは透明なアクリルが卓上パーテーションとして使われています。これは光をさえぎらない、相手の表情が見える、圧迫感を弱めるなどのメリットがあり、配慮のもとに生まれたアイテムといえます。
消毒も中性洗剤を薄めたもので拭けばよいので、衛生面の管理もかんたんです。ただしエタノールはヒビやくもりの原因になることがありますので注意が必要です。
【3】サイズをチェック
サイズ選びのポイントは、使用するときの視線の高さと空間との調和具合です。
応接スペースやクローズなミーティングなど、プライバシーに配慮する必要がある場合には、外を歩く人がいても内側が見えにくい180cm程度の高さをおすすめします。あまりすき間ができないよう、連結タイプなどで幅を調整しましょう。普通の椅子とデスクで作業する場合には床から120cm程度の高さが目からの情報を適度に遮断しつつ、まわりの人とコミュニケーションをとりやすいといわれています。
また部屋の広さや窓の位置・天井の高さなど、空間の大きさとのバランスを考慮して、圧迫感がなく、動線を邪魔することのないサイズを選びましょう。
【4】機能性をチェック
パーテーションのなかには、便利な機能がついた商品もあります。使い勝手がよくなる機能をチェックしましょう。
▼キャスター付きは移動がしやすい
空間を区切って新たなスペースを作りたいときにパーテーションに求められるのは機動性のよさ。それに秀でているのはキャスターつきの製品です。スチール製など重量があるものの運搬やレイアウト変更もスムーズにできるので、イベントやオフィスで活躍するでしょう。
最近増えているテレワークのシーンでも、生活空間との境界づくりやオンラインミーティングの背景など、必要なときにさっと設置できます。
▼使い勝手のいい連結タイプ
パーテーションの中には、連結できるタイプもあります。長所はコンパクトに収納できることと、ひとつの製品でできるアレンジの幅が広いことです。
パネルの連結部で折りたたみ・角度調整ができ、まっすぐに伸ばす、ジグザグに屏風(びょうぶ)風、直角に曲げてコーナーづくりなど、さまざまな使い方が可能です。たたんでしまえばパネル1枚分の面積に等しく、収納スペースをとりません。
▼棚付きなど壁面収納になるものも
パーテーションには棚やフックをつけて収納ができるタイプのものがあります。置くだけ、かけるだけで使用頻度の高いものを整頓できる手軽さが魅力です。
突っ張りパーテーションの場合は、リビングのほか学習机の横や玄関などにも設置できて重宝します。棚やフックの場所は好きに変えられるものが多く、アクセサリーやアート作品を飾れば、おしゃれな壁面インテリアとして楽しめます。
▼ブラインドタイプなら採光の調節ができる
お部屋のなかで目隠しパーテーションとして使う場合、設置場所を頻繁に変えることはないでしょう。そうしたときに換気や空気の流れが滞ることが気にかかることも。
ブランインド機能がついていれば、設置したまま開閉するだけで風をとおすことができます。陽の光も入れられるので、窓側にパーテーションを設置しても大丈夫です。
エキスパートからのアドバイス
部屋の床や壁の色に合わせて
【エキスパートのコメント】
パーテーションはどんな用途として使うのか? というテーマをまずはっきりさせておくことが大切です。そして用途別にカテゴリーを決めること。それから仕分けをすること。すべてのものを収納、ディスプレイができない場合もあるので、お気に入りを使用頻度別に考えることがポイントです。また、大きさや色を部屋の床や壁の色に合わせてコーディネートするとよいでしょう。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)