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【この記事のエキスパート】
整理収納コンサルタント/暮らしコーディネーター:瀧本 真奈美
株式会社クラシングR 代表取締役
化粧品会社勤務、看護師を経て転職。
整理収納コンサルタント、住宅収納スペシャリスト、時短家事コーディネーター(R)expert他、資格有。
出版書籍6冊、掲載誌は130冊を超える。
専門家として「サタデープラス」「ZIP!」「ラヴィット!」などメディア出演も多数。
SNS総フォロワー19万人のインフルエンサーとして暮らしを提案、執筆、講演、SNSコンサル業務、ショップ経営など幅広く活動している。
この記事では、食卓やキャンプシーンをおしゃれに彩るアイテムとして注目が集まっている「カッティングボード」の選び方とおすすめ商品を紹介します。北欧らしさを感じる木製・竹製タイプ、無印良品やニトリといった人気ブランドの商品などをピックアップしています。
まな板との違いを確認
カッティングボードとは?
カッティングボードとは、つまりまな板のことです。どちらも食材を切るのに使いますね。メーカーによっても、「まな板」という商品名を使っているところと、「カッティングボード」という商品名を使っているところがあり、明確な区別はないようです。
まな板とカッティングボードは、完全に調理用として使うなら「まな板」、そのままプレート代わりに食卓に出せるおしゃれなものを「カッティングボード」と、使い方によって呼び分けている人が多いようですよ。また、素材としてはおもにプラスチック製ではなく木製のものをカッティングボードと呼ばれることが多いです。この記事では、おしゃれに食材を盛り付けられる木製の商品を「カッティングボード」としてご紹介していきます。
パンやチーズ、ピザなどに
カッティングボードの選び方
ここからは、カッティングボードの選び方をご紹介します。ポイントは下記。
【1】木の種類
【2】サイズ
【3】形状
【4】リバーシブルタイプ
【5】折りたたみ式
【6】機能
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合うカッティングボードを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】素材となる木の種類を選ぶ
カッティングボードに使われている木材は、「オリーブ」「アカシア」「竹」「ヒノキ」「ラバーウッド」などが挙げられます。
耐久性が高く見た目も美しい「オリーブ」
オリーブの木は密度が高く、キッチンウェアにも多く使用されています。乾燥させたオリーブの木はとてもかたいため、耐久性の高さが魅力です。また、木のなかには抗菌性があり水はけもよいのでカッティングボードとしても使いやすくなっています。
オリーブの木ははっきりとしたユニークな木目が特徴のため、美しい見た目のカッティングボードとして発売されています。
くっきりとした風合いの「アカシア」
熱帯や温帯地方に生息するアカシアの木は、軽くて丈夫なのが特徴です。取り扱いのしやすさから、食器にも多く活用されています。
アカシアの木は、ウォールナット材と似たような木目の歪みや濃淡がはっきりとしているのが魅力です。より木のぬくもりを感じられる風合いが楽しめます。手にしやすい価格のものもそろっています。
軽くて水はけのよい「竹」
竹はすぐれた柔軟性があるためいろいろな製品に加工される天然素材として活用されています。また、抗菌や鮮度を保持する力があり、笹竹の葉をおにぎりにくるむなど、食べものの保存にも活用されています。
軽くて扱いやすく、水はけもよく抗菌性や鮮度を保持する力があることから、竹もカッティングボードの素材として選ばれています。
独特の香りが楽しめる「ヒノキ」
ヒノキは耐久性が高く、水にも強いのが特徴です。包丁の刃当たりのやわらかい素材のため、まな板の素材としてもちいられています。まな板と同じく、ヒノキを使ったカッティングボードも発売されています。
防虫や抗菌作用もあり、建築材としても使用されています。ヒノキ特有の香りも楽しめますが、香りが苦手な人は気をつけましょう。
いろいろな食材に調和しやすい「オーク」
オークの木から作られるオーク材は、硬くて重厚感があり、耐久性の高い素材です。ヨーロッパやアメリカなどでは船や床材、家具、ウィスキーの樽の素材として使われています。
全体的に色味が白く、木目も主張しないひかえめな風合いになっています。いろいろな食材を乗せても調和するので、幅広い用途で使えるカッティングボードを探している人に向いています。
やわらかい手触りと雰囲気の「ラバーウッド」
ラバーウッドはゴムの木を原料とした木材です。ゴムの原料となる樹液を絞ったあとに木材として活用します。
東南アジアをはじめ分布が広く、成長も早いので安定して供給でき、手にしやすい価格のものがそろっています。また、手触りがやわらかいのが魅力です。木目もとてもおだやかなので、全体的にやさしい雰囲気のカッティングボードとして活用できます。
【2】用途にあわせてサイズを選ぶ
カッティングボードのサイズは、盛りつける食材にあったものを選びましょう。
大きすぎると収納スペースに困ってしまうことも。そうならないように、購入する際にはよくカットする素材と収納スペース、さらに調理台の幅などを考えたうえでぴったりの大きさのものを選ぶようにしましょう。
【3】好みで使いやすい形で選ぶ
正方形や長方形などの四角いタイプから、楕円形などの丸型など、カッティングボードの形状もさまざまです。なかには、ハート型などの変形タイプもあります。形だけでなく、穴があいていて吊るして収納できるものや、取っ手付きで持ち運びやすいものもありますよ。
使い勝手のよさはもちろんのこと、テーブルコーディネートに映えるおしゃれな形のものを選びましょう。
【4】裏表の両面使えるリバーシブルタイプが便利
カッティングボードには、両面リバーシブルで使えるものもあります。リバーシブルタイプのカッティングボードなら、食材を切った面を裏にすれば食品を盛りつけた表面に包丁のあとを見せずに済みます。
ほかにも、肉や野菜を切る面、野菜や果物を切る面とリバーシブルで使い分けると衛生的に使用できます。いろいろな料理に活用したいときは、リバーシブルのものも注目してみましょう。
【5】アウトドアなら折りたたみ式も便利
キャンプやBBQなど、アウトドアシーンで調理する際、極力荷物を少なくしていきたいものです。そんなときにもカッティングボードは役立ちますよ。
取っ手が付いていると便利ですし、ナイフを収納できる折りたたみ式だと、安全にコンパクトに持ち運ぶことができます。長方形のフォルムも多いので、自宅で使っているまな板感覚で使えるのも嬉しいポイント!
【6】機能面もチェック
カッティングボードのなかには、衛生的に使えるうれしい機能付きもあります。
「抗菌加工」がされているもの
木製のカッティングボードは、お手入れが大変そうというイメージがある人も多いのではないでしょうか。
オリーブや竹、ヒノキのように素材自体に抗菌作用があるものなら、雑菌の繁殖を防ぐことができます。とはいえ、基本的なお手入れはきちんと行うようにしましょう。
「食洗機対応」のものも
ほとんどの一枚ものの木製カッティングボードは、食器洗浄機で洗うことはできません。水分を含んだ状態の木製のカッティングボードを短時間で高温乾燥すると、ひずみやひび割れの原因になってしまうからです。またボード表面のキズに入り込んだ汚れが落ちない可能性もあります。
しかしそのなかでも、食器洗浄機に対応している木製のカッティングボードもあります。合板で熱風・熱湯に強い、反り防止加工が施してあるものなどです。食器洗浄機を使いたいという方は、商品が対応しているかを最初に調べてから購入するようにしましょう。
ほかに衛生的に使用できるものとして、抗菌加工のあるものや素材を使用したカッティングボードもあります。
暮らしコーディネーターからのアドバイス
【エキスパートのコメント】
食にまつわるグッズを選ぶ際には、衛生面への配慮が第1条件。そのうえで機能性、耐久面にすぐれたものを選ぶことで、お気に入りのものを長く愛用できます。
加えてテーブルコーディネートに欠かせないカッティングボードは、見た目のおしゃれ感も重要です。機能とデザインの両方を兼ね備えたものをうまく見つけて、ご自宅でのカフェやおもてなしの時間をすてきに演出してください。