8日の「国際女性デー」を祝し、Appleは3月の月間を通じて、アプリ開発者、ミュージシャン、アーティスト、写真家、起業家として活躍する女性たちのストーリーや作品にフォーカスした、Today at Appleセッション、App Storeでのフィーチャー、Apple Musicでの特集など、様々なプログラムを企画している。
また、女性プログラマー養成を目指す「Girls Who Code」との新たな提携の下、若い女性がプログラミングを学べる機会を拡大し、教育に対する取り組みをさらに強化していく。 この提携は、コミュニティ教育における取り組みの一環として結ばれたもので、米国在住の少女および若年層の女性を対象にプログラミングの学習学ぶ機会を提供する。「Everyone Can Code」カリキュラムを用いることで、全米50州に在住の90,000人の少女とGirls Who Codeクラブのまとめ役のメンバーが、Appleのプログラミング言語「Swift」の使い方を学べるようになる。Swiftのトレーニングは一般のプログラミングクラブ運営リーダーにも提供される予定で、クラブのメンバー増員および拡大に貢献できるよう努めていくとのことだ。
Appleは、学習意欲があるすべての人々が年齢や性別、経歴に関係なく教育機会を得られるべく活動を継続しており、Developer Academyトレーニング、Everyone Can Codeカリキュラムを通じて、また、マララ基金(Malala Fund)、国立女性情報技術センター(NCWIT)とも協力しながら、学習機会のサポートを行っている。
Apple Store実店舗では、「Made By Womenシリーズ」と銘打って、アプリ開発者、ミュージシャン、アーティスト、写真家、起業家として活躍する女性たちが進行役を務める60以上のToday at Appleセッションの開催を予定。言語交換プラットフォーム「MinorMynas」を運営する14歳の創業者兼CEO、ヒラリー‧イップが主催するAppラボ(Apple Causeway Bay)では、理想的なソーシャルプラットフォームを形成するためのアイディアの展開を学べる。シカゴのフィールド自然史博物館で主席キュリオシティ特派員(CCC)を務めるエミリー‧グラジルがApple Michigan Avenueで開催するアートラボでは、フィールド自然史博物館のコレクションにある小さな標本を題材に、iPad ProとApple Pencil、ペインティングアプリ「Procreate」を駆使して広大な風景に仕上げていく手法を紹介する。各分野のクリエイターによるセッションは、シンガポール、京都、香港、ロンドン、ミラノ、パリ、ドバイ、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスの各都市にある厳選されたApple Store実店舗で開催される予定だ。
App Storでは、アプリやゲーム開発の最前線で活躍する女性たちを讃えるコンテンツが用意される。例えば米国では、「今日のAPP」として、「Bumble」「theSkimm」「Stitch Fix」など、女性が中心となり創業‧開発‧運営に携わっているアプリがピックアップされる予定で、毎週金曜日には、App Storeの「Today」タブからアプリ開発の舞台裏を覗けるようになるという。そこでは、ゲームプロデューサーで、より多くの女性にゲームやハイテクを体験してもらうのを目指すスタートアップ起業「Girl Geek Academy」の創業者であるリジー‧ケインのような女性たちに会えるとのことだ。また、3月8日の国際女性デー当日のApp Storeには、マーベルコミックの象徴である女性スーパーヒーロー、キャプテン‧マーベルを題材にしたゲームを集めたスペシャルコレクションも登場する予定となっている。
Apple Musicでは音楽界で最も先見性ある女性アーティストを前面に押し出したプレイリストや特集記事を組むほか、Beats 1は刺激的な女性アーティストを取り上げるようなプログラムをお届けする。iTunes Storeでは躍動的な女性キャラクターがフィーチャーされている映画やテレビ番組をセレクト。Apple Podcastで刺激的な女性たちが作る番組を聴いたり、Apple Booksを開いて、女性ならではの物語や体験が語られる本を見つけたりといったプログラムも用意している模様である。
また、Apple Watchユーザーは、3月8日に1マイル(1.6km)以上のウォーキング、ランニング、車椅子のワークアウトを終えると、特別のなアクティビティアワード、メッセージで使えるステッカーを入手できる。