プレミアムフライデー推進協議会は3月4日、「プレミアムフライデーに関する調査」の結果を発表した。同調査は今回で17回目。調査時期は2019年1月、調査対象は20~50代の原則週休2日制の正規社員・職員(フルタイム非正規社員も含む)、有効回答は2,015人。

早く退社できた人、1月は14.4%

  • 「プレミアムフライデー」の日、通常よりも早く退社することができましたか。(出典:プレミアムフライデー推進協議会Webサイト)

プレミアムフライデーの日、通常よりも早く退社した人(早期退社率)は14.4%で、全17回の平均では11.3%。直近6回の調査において、プレミアムフライデーではなく別の日に振り替えて実施した人を含めると、早期退社率は平均20.6%となった。

プレミアムフライデー当日の退社時間を聞くと、定時以前に退社しているとみられる午後4時までの帰宅者は計10.0%だったが、「午後6時」は33.0%、「午後5時」は20.7%と、定時退社を実行している人は過半数を占めた。一方、「午後7時」は15.5%、「午後8時」は10.0%、「午後9時」は4.0%、「午後9時」は1.9%などとなったほか、「午後11時よりも遅い時間」という人も1.7%いた。

プレミアムフライデーの過ごし方は、「家でゆっくり過ごした」が42.6%で最多。次いで「仕事をしていた」が16.8%、「外食した・お酒を飲みに行った」が15.1%と続いた。

自身の会社では、プレミアムフライデーに早期退社を「推奨している」と答えた人は21.2%にとどまり、「推奨していない」が78.8%に上った。

自身の会社に対し、プレミアムフライデーにおける早期退社を推奨してほしいと思うか尋ねると、「推奨してほしい」は28.7%、「月末金曜にこだわらず、振替も含めて推奨してほしい」は31.0%と、計59.7%が早期退社の推奨を希望していた。