アットホームは3月1日、「消費税増税前の住宅購入意向」の調査結果を発表した。調査は1月11日~15日、住宅購入を検討している20~40代の男女416名(各年代138~140名ずつ)を対象に、インターネットで行われた。
調査によると、「消費税8%のうちに住宅を購入したい」と考えている人は51.9%。また、57.9%の人が「住宅を購入するなら今が買い時」と回答。そこで、今が買い時だと思う理由を尋ねたところ、「消費税増税前だから(消費税8%で購入できるから)」(56.0%)や「住宅ローン金利が低いから」(54.4%)に回答が集中。
一方、今が買い時ではないと感じている人は、「消費税増税後に住宅価格が下がると思うから」(34.9%)、「良い物件が少ないと思うから」(32.6%)、「住宅価格が上昇しているから」(30.9%)といった意見が多かった。
次に、消費税増税後の変化について質問を行った。その結果、住宅価格は「変わらない」という人が最も多く43.5%、「上がる」は32.5%に。また、2020年7月開催の国際的なスポーツ大会後には「下がる」が40.1%で最多となり、「上がる」という人は29.8%だった。
消費税増税後の住宅ローン金利については、「変わらない」(51.9%)が過半数を占め、「上がる」と考えている人は37.0%に。景気は「変わらない」(35.6%)が最も多く、「悪くなる」「やや悪くなる」と答えた人は52.0%と半数を超えた。
最後に、消費税増税による住宅取得者の負担を軽減する制度「すまい給付金」について聞いたところ、その認知度は35.8%という結果に。また、住宅ローン減税の期間が延長される予定であることに対する認知度は、46.4%だった。