アイドルグループ・関ジャニ∞の村上信五が、フジテレビのスポーツ番組『村上信五∞情熱の鼓動』(9日深夜2:05~3:05 ※関東ローカル)で、東京2020オリンピックで初めて実施される2つの競技の選手と対談する。

  • 村上信五(左)と西村碧莉選手=フジテレビ提供

1人は、スケートボード・ストリートで2019年世界選手権優勝の西村碧莉選手。初対面の村上が「西村選手とお呼びしていいですか?」と対談をスタートしようとすると、「碧莉ちゃんでいいです」と、17歳の素顔をのぞかせる。

7歳からスケートボードを始め、15歳でX Gamesに出場するといきなり優勝し、ストリート種目ではアジア人初の快挙。しかし、2017年10月に前十字じん帯断裂。手術を受け、半年間ボードにも乗れず長いリハビリ期間を乗り越え、今年1月の世界選手権優勝に至る。西村選手がいかに復活し、初代女王に輝いたのかの秘密に、村上が迫る。

スケートボードを知るために専門店に向かい、装備の基本を解説してもらう村上。スケータースタイルになり、西村指導のもと実際に基本から教えてもらうことになった。実はスケートボード初体験の村上は、両足で乗っただけでグラグラする不安定さに驚きの表情を見せる。しかし持ち前の運動能力の高さを発揮し、素早く基本の動きをマスターするものの、西村選手が習得に1~2年かかったという高度な技を披露すると、「これは絶対無理!」と言い笑いを誘う。

最後に、西村選手にとって 「スケートボードとは?」と尋ねると、その答えを聞いた村上は「めっちゃ重い言葉やな。ジャニーズJr.に聞かせてやりたい」「こんな思いで今仕事をやっている自分の好きなことにのめり込めてる人って、どれくらいいるのかなっていうぐらい、素敵な言葉」と関心しきりだ。

  • 野中生萌選手=同

もう1人の対談相手は、スポーツクライミングで2018年ボルダリングW杯総合優勝の野中生萌選手。2年ほど前に番組で共演している2人だが、ひと目見て、以前との違いを見出した村上が野中選手の成長に迫る。

2006年、9歳の時に初めて参加した大会で優勝。16歳で日本代表としてワールドカップに出場し、戦いの舞台は世界へ。そして昨年、クライミング種目の1つである「ボルダリング」で念願のワールドカップ年間チャンピオンに輝いた。

普段の練習について、どれぐらいの時間行っているかを尋ねると、「ほぼ休憩なしで4~5時間はずっと登っています」との想像を超えた答えに、村上は「マジで~!」と驚く。クライミングでは、強靱(きょうじん)で柔軟な肉体が必要な上、登るのには指先や足先など、体の細部までが重要となる。指を鍛えるトレーニングもしているという野中選手の手を見せてもらうと、「指の太さとか厚みが違う!」とクライミングで鍛えられた手に、村上は感嘆の声をあげる。

フジテレビの田中大樹プロデューサーは「村上信五さんが実際に体験しながら、持ち前のトークで、お2人の魅力を存分に引き出してくれました。そして、この番組を見ていただければ、新競技の理解度も深まります。ぜひご覧ください」と呼びかけている。

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