俳優の古田新太が、4月20日スタートの日本テレビ系ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(毎週土曜22:00~)で主演を務めることが4日、分かった。ゲイで女装家の高校教師を演じる。

  • 『俺のスカート、どこ行った?』主演の古田新太=日本テレビ提供

今作の舞台は、「ダイバーシティ」宣言を掲げた私立・豪林館学園高校。そこに、ゲイで女装家の原田のぶお(古田)が赴任すると、奇想天外で破天荒な原田が巨大な権力に負けない力を発揮し、生徒の心を解き放っていく。

「女装については何度も役でやっているから、慣れてます(笑)」という古田は「今回の役はゲイで女装家の高校教師だから、生徒の男子女子で分け隔てなく相談に乗れるし、本音でキツいことも言えるかなと思っています」とコメント。

その上で、「生徒役のイケメンやかわいこちゃんの生活や悩みを見て共感し、おじさんの女装家がズケズケ言うのを見てゲラゲラ笑うと言うドラマになれば、若い人たちも楽しめるドラマになるんじゃないかと思います。きっといいドラマになると思うので、ふざけられるところはふざけていたいな。これで低視聴率ならただのミスキャストですよ(笑)。おいらの責任じゃない(笑)」と語っている。

ブルボンヌ

この原田のキャクター監修をするのは、女装パフォーマーのブルボンヌ。「女装しちゃうアラフィフのゲイが学校で教える。って、これアタシがモデルですよね?」と言いながら、「最高にシンパシーを感じる設定のドラマが登場して感無量ですぅ」と喜びをコメント。「“オネエ”という曖昧な言葉の奥にある、人間の多様性をどんな風に描いてくれるのか、しかと見届けたい! でも、女装っぷりに定評のある古田新太さんが演じるなら、きっとカッコよく生徒たちに向き合ってくれるはずよね」と期待を示した。

大倉寛子プロデューサーは「分の学生時代に原田のぶお先生に出会っていたら、自分の学校に原田のぶお先生がいたら、そんな気持ちでワクワクしながら、毎週見てもらえるような痛快で明るい学園ドラマを真摯(しんし)につくりたいと思います」と意気込んでいる。