眠らない街・新宿歌舞伎町。行きかう人たちの胃袋を満足させてくれる飲食店もひしめき合っていて、飲み会の帰りにちょっと一杯ラーメンでも、というときにも困らない。飲んだ後のシメのラーメンって、やっぱりやめられないんだよなあ。でも、年齢と共にちょっとは健康も意識したいと思うようになってきた人も多いのでは? そんな、健康が気になる世代におすすめしたいのが、「ばんから担々麺 新宿歌舞伎町店」(東京都新宿区)だ。
人気店「ばんから」の新業態
「ばんから担々麺 新宿歌舞伎町店」は、2019年2月22日にオープンした新店。東京を中心に展開している「東京豚骨拉麺ばんから」の新業態として誕生したお店で、2018年12月に開店した池袋本店に続く、担々麺専門店の2店舗目となる。店舗のデザインは白を基調としており、清潔感があって、雑然とした雰囲気の歌舞伎町にあって、外観もとても目立つ。
女性のお客さんにも、「ばんから」の持ち味である濃厚な担々麺を気軽に食べに来てほしいというコンセプトのもとで作られているそうだ。実際に、取材中にも女性2人組のお客さんが来店して食事を楽しんでいた。
2大看板メニューが、「白胡麻麻辣野菜担々麺」と「黒胡麻麻辣野菜担々麺」(各税込1,280円)。野菜を多く使っているのがポイントで、見た目はまるでスープカレーのようなビジュアルだ。一日に必要な緑黄色野菜をこの一杯で採ることができるという。さらに、一杯で使われている胡麻には、通常摂取を推奨される三日分のセサミンが含まれているのだとか。それだけの量を日常の食生活で摂取するのって、相当大変そうだ。美容と健康が気になる女性のお客さんが来店しているのも納得。
担々麺といえば、辛さも特徴のひとつだが、辛さだけでなく「痺れ」も5段階から自由にチョイスして食べることができるから、辛いものが苦手な人でも安心して食べることができる。
2大看板メニューを実食!
早速、「白胡麻麻辣野菜担々麺」から実食してみた。色とりどりの野菜がたっぷり乗っていて、さらにマッシュポテトとチーズクリスプが乗っていて、ありえないほどのフォトジェニックさ。これはますます女性に好まれそうだ。
汁なし用にはデュラム小麦セモリナ粉で出来た太麺が使われており、モチモチしてかなり食べ応えあり。麺によく絡む白胡麻はとても優しい味わいだ。
お皿の端に乗せられた、特製チャーシューで作られた肉玉、芝麻醤をちょっとずつ絡めて食べてみると、おっ! かなり辛みと痺れにインパクトあり。口に運ぶごとに辛さも増して、食欲がどんどん増してくる。
ちなみに筆者が食べたのは、ほどよく辛さ・痺れを感じられる標準タイプ。表を見てみると、「バーニング」とか「サンダー」とか、プロレス技かと思うようなネーミングが書かれており戦慄が走る。飲んだ勢いで頼んじゃって翌日後悔しちゃう人とかいるんだろうな~、辛いのが苦手な人は気を付けようね。
続いて「黒胡麻麻辣野菜担々麺」を実食。さっきはなんとなくお上品な食べ方をしてしまったが、豪快にまぜまぜして食べてみた。見た感じは真っ黒でちょっとたじろいでしまうものの、食べてみたら、辛さ・痺れと、まろやかなマッシュポテトも加わり、白胡麻以上に濃厚さが半端ない。これは美味い!
お店の方のお話によると、黒胡麻一粒に含まれる油分は白胡麻の約三分の一程度のため、風味は黒胡麻の方が強いのだという。確かに、食べているときの口内胡麻濃度は黒胡麻の方がダントツに強い。自分はどちらかというと、黒胡麻派だなあ。仕事中なのに、唇や歯が真っ黒になっちゃう! と気になる人もいると思うが、トイレにはマウスウォッシュなどのアメニティもあり。安心してランチタイム明けに仕事に戻れるのも嬉しい。
「赤麻辣角煮担々麺 味噌」(税込1,170円)等、汁ありの担々麺をはじめ、メニューも豊富なので、来店するごとに色んな味を楽しめそうだ。
お店は立地上、深夜や明け方がお店のピークなんだとか。確かに、昼間の歌舞伎町は人もまばらだ。オープンしたばかりということもあり、昼間に歌舞伎町を訪れる人々にはまだまだ認知されていないようだが、せっかくこんなに美味しいんだから、お酒のシメや夜食だけに限定してしまうのは、もったいない。是非、ランチタイムに足を運んで、美味しく健康に、新しい担々麺を楽しんでほしい。行くなら今!
●information
「ばんから担々麺 新宿歌舞伎町店」
東京都新宿区歌舞伎町1-17-20
営業時間:11~翌8時
休:無