CP+2019のアドビシステムズ、ブース構成はほぼセミナー会場となっており、毎回多数の人が参加していました。動画編集「Premiere Rush」、写真の現像・調整・管理「Lightroom」がメインです。いずれもクラウド対応が進んでいて、マルチデバイスで作業やデータを同期できたりします。

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    CP+2019のアドビシステムズブース。いつ通りかかっても、セミナーを見ている来場者が多数

Adobe Premiere Rush

Adobe Premiere Rushは、分かりやすく簡単な操作で高度な動画編集が行えるアプリです。CP+2019の時点では、Windows、Mac、iOSに対応しています(Androidは後日対応予定)。

カメライベントのCP+ということで、セミナー参加者は動画よりも写真がメインの皆さん。そこでセミナーでは、ドラッグ&ドロップやスライダー調整で簡単に編集できる、一部の画像調整画面はLightroomと同じ、ボリューム調整にも自動調整機能がある、ナレーション時だけBGMの音量を下げられる、著作権フリーの音源が用意されている……などと、簡単さを強調していました。

セミナーを聞いてみると、画質調整に関してはAdobeらしくプリセットが豊富で、シーンごとの長さ調整も簡単そうでした。また、動画の書き出し回数が3回までの無料スタータープランが用意されているので、興味がわいたら気軽に試してみてください。

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    Adobe Premiere Rushはアドビのスタッフが紹介。上着にはなぜか(?)「Lightroom」のロゴ

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    動画素材を選ぶと、画面下にタイムラインで表示されます。カットの境をマウスでドラッグすると、カットの長さを調整できます

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    タイトルにも豊富なテンプレートが。Adobe Stockからダウンロードも可能です

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    テンプレートを選んで、タイトルを入力するだけでよいので簡単です

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    動画のカラー変更もテンプレートで

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    テンプレートを元にした編集も可能。Lightroomに慣れていれば、同じUIなのでスムーズに使えます

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    音楽も、ロイヤリティーフリーの素材が用意されています。ナレーション音声に合わせて、音を自動的に変更するダッキングにも対応します

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    ナレーションボイスの部分だけ、音楽のボリュームが下がっているのがわかります

Adobe Lightroom

Adobe Lightroomのほうでは、プロカメラマンによる「カラー素材からのモノクロ化」セミナーを聞いてみました。見せたいところをうまく強調させるテクニックが印象に残っています。周辺を暗く落とすことで中心を際立たせたり、色の傾向でモノクロへの変換を変えたりと、モノクロ化ならではの話が多く、興味深い内容でした。

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    大門美奈氏のモノクロ現像のセミナー

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    元画像は空が若干白飛びしているので、ハイライトと白レベルを大きく落としました。上のヒストグラムを見ても白飛びがなくなったのがわかります

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    「トーンカーブをいじると破綻することが多い」とのことで、ここには手を付けません

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    モノクロトーンを色ごとに変えられる白黒ミックスを活用。補整したい部分で特徴的な色のトーンを変えて、ブラシツールを使わずにイメージを変えています

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    Lightroomはプラグインも使えます。ここではフィルム風に

ブースの一角には導入支援コーナーがあり、製品の気になるところを詳しく聞けました。Adobe Lightroomはモバイル版(Android/iOS)だけ使うなら無料なので、筆者も試してみます。

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    導入支援コーナー。こちらも常時、来場者が熱心に質問していました

【動画】Adobe Lightroomを簡単に紹介してもらいました(音声が流れます。ご注意ください)