女優の長澤まさみが主演するフジテレビ系ドラマ『コンフィデンスマンJP』が、同局開局60周年特別企画のスペシャルドラマとして復活することが1日、明らかになった。『コンフィデンスマンJP 運勢編』と題して、5月18日(21:00~23:10)に放送される。

  • (左から)東出昌大、長澤まさみ、小日向文世=フジテレビ提供

コンフィデンスマン(信用詐欺師)のダー子(長澤)、ボクちゃん(東出昌大)、リチャード(小日向文世)が、毎回さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で、欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる同作。今回の放送前日(5月17日)には、香港を舞台にした劇場版が公開されることが発表されている。

『コンフィデンスマンJP 運勢編』は、3人が宇宙に行きたいと切実に願うIT系の会社社長を巧みにだますなど、相変わらずの日々を送っている中、チームリーダーのダー子は、新たな詐欺のターゲットとして投資家・阿久津晃に狙いを定める。五十嵐(小手伸也)、新キャラクターでダー子の弟子・モナコ(織田梨沙)を巻き込み、阿久津の金庫に眠る現金3億円を狙ってさまざまな策略を巡らすが…。

長澤は「まだまだこれからがコンフィデンスマンの世界の始まりです! ボクちゃん、リチャードの2人にまた会えるのもうれしいですし、息を合わせて3人らしい詐欺をやってのけます。このスペシャルドラマを見て映画館へ行ってもらえたらまた違う一面をのぞけるかも。ちゃんと皆さんについて来てもらえるように、ダー子ちゃんを楽しんで演じたいなと思っております!! 今回のダー子の大きな賭けをとくとご覧あれ!」とコメント。

東出は「昨年の夏に灼熱(しゃくねつ)の香港で撮影を終え、その熱がいまだ冷めやらぬ感覚です。この勢いのまま、面白いドラマにできたらと思います。今、このコメントを携帯で打ちながら、ふとダー子のことを考えたら、会いたいような会いたくないような。ボクちゃんの心持ちが一瞬でよみがえりました。撮影、頑張ります。宜しくお願いします」。

小日向は「またダー子やボクちゃんに会えるんだという喜びでいっぱいです。『コンフィデンスマンJP』の撮影は本当に大変なんですが(笑)、この作品に出会えたことは役者として光栄なことです。今回も古沢(良太)さんの脚本がさえ渡っていますので、役者にとっては挑戦しがいがありますし、皆さまのご期待を裏切りません!」と自信を示した。

また、新キャラとして登場する織田は「こんなにも早く楽しくてステキなキャスト・スタッフの皆さんと再集結をして、『コンフィデンスマンJP』の世界に入れることがとても光栄です。古沢さんの本を読ませていただくのは2度目なのですが、だまされないように注意して読んでいても、しっかりだまされてしまいました(笑)」、小手は「当初、五十嵐に対してドSに振る舞うのはダー子ちゃんだけだったハズが、次第に画面外やオフでの五十嵐の扱いがレギュラーメンバーで共有されるようになり、あげくスタッフにまで雑に扱われ、視聴者にはソコを面白がられる…って、とんだアウェーですよ!ご期待ください!」と呼びかけた。

企画のフジテレビ・成河広明氏は「古沢さんの素晴らしい脚本、長澤さんをはじめとするキャストの皆さんの豊饒(ほうじょう)なお芝居で、今回のエピソードも見ている方々に“真実とウソ”があいまった極上の物語が展開されます」と予告している。

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