俳優の屋良朝幸が28日、東京・博品館劇場で行われた主演舞台『Red Hot and COLE』の公開フォトコールに登場し、彩吹真央、鈴木壮麻とともに取材に応じた。

  • 左から彩吹真央、屋良朝幸、鈴木壮麻

同作は作詞作曲家のコール・ポーターの生涯を綴るミュージカル。『I LOVE A PIANO』『ロジャース/ハート』に続く、アメリカのポピュラー音楽史に残るソングライターとその名曲を紹介するシリーズ「ブロードウェイ・ショウケース」シリーズの第3弾となる。フォトコールでは「Night and Day」「I'm a Gigolo」「Ridin'High & Red, Hot and Blue(Medley)」の3曲が披露された。

屋良は「悩んだりしてたんですけど、皆さんの前で一部分をお見せした時に、一つ、ガッと開いた部分があったので、楽しみになりました」と初日を控えた心境を吐露。鈴木はそんな屋良の姿を見て「またすごいところに行ったぞ。何かクリエイティブなところにシフトアップしたぞ、それを見習って頑張ろうと思いました」と語った。

無音の中でコンテンポラリーダンスを披露する場面もあるが、屋良は「好きだったんですよ。ジャニーズ事務所でこういうパフォーマンスをやることは滅多にないと思うんですけど、映像などで観たりしていたので、自分が最高の振り付けで踊れるのは嬉しかったです」と喜ぶ。

鈴木が屋良の座長っぷりに「誰よりも振りを早く覚えて、誰よりも歌を正確に歌って、お父さんの背中を見て育つみたいな感じ」と称賛すると、鈴木よりも23歳年下の屋良は「変でしょ、この関係性で俺がお父さんと言われてるのは」と苦笑。鈴木は「主役の背中を見て育ってる感じですね」と言い直し、屋良は「ちっちゃい背中をね」と笑顔を見せていた。

さらに屋良について、彩吹は「私の中でのコール・ポーターは屋良くんしかいないというくらい、境目がなくなるくらい生きている」と語り、鈴木も「屋良朝幸のこの世界に足を踏み込んでからの人生にオーバーラップする瞬間がすごくたくさんあるんですよ」と頷く。鈴木は「コール・ポーターなの? 屋良朝幸なの? どっちなの? というキワキワのところ、彼の赤裸々なところが見えてくる。そこがサスペンスで、見てて、ドキドキしますね」と見どころを明かした。