サイボウズ チームワーク総研は2月27日、「仕事の引き継ぎ」に関する調査結果を発表した。調査は2月9日~11日、24歳~35歳のビジネスパーソン400名を対象に、インターネットで行われた。
調査によると、約8割のビジネスパーソンが「現在の会社で引き継ぎを受けたことがある」(79.9%)と回答。引き継ぎの期間は「一週間以内」(23.7%)や「3日以内」(16.7%)と、比較的短期間が多いことがわかった。
続いて、「仕事の引き継ぎはスムーズに行えましたか?」と質問したところ、65.7%が「スムーズだった」と回答した。その理由を尋ねると、「引き継ぎする人がスムーズに引き継いでくれた」(44.0%)や「十分な時間があった」(34.7%)、「文書がしっかり残されていたため」(30.6%)が上位に。
一方、「スムーズではなかった」(34.3%)と回答した人の理由としては、「十分な時間がなかった」(50.4%)、「急で心の準備がなかった」(41.6%)が多かった。
また、今の職場で働き続けたいと思うか尋ねたところ、引き継ぎが「スムーズだった」人は「ずっと働き続けたい」が25.9%であるのに対し、「スムーズではなかった」人はわずか8%となり、引き継ぎがスムーズな方が働き続けたい気持ちが強いことがわかった。
最後に、引き継ぎの際にどんなツールを使ったのか教えてもらったところ、「印刷された紙文書」(54.4%)、「口頭」(52.0%)、「エクセル」(50.2%)が上位に。2013年の調査結果と比較すると、「メール」「紙文書」「ワード」の割合が10ポイント以上も減少していることがわかった。