ソニーは2月27日、ミラーレス「α」シリーズ用の交換レンズ「FE 135mm F1.8 GM」を発表した。フルサイズにも対応した開放F1.8の大口径レンズで、描写性能を重視した「Gマスター」に属する高性能モデル。美しいぼけの描写も特徴で、ポートレートやスポーツ、屋内のステージなどの撮影に向くとしている。

希望小売価格は税別235,000円で、発売は4月19日。2月28日から始まるカメラ展示会「CP+」にて展示する。

  • フルサイズ対応の大口径レンズ「FE 135mm F1.8 GM」

特殊な非球面レンズやスーパーEDガラスなどを用い、開放絞りから全域で精細な描写を可能とした。ぼけの描写にもこだわり、ざわついた印象を与える輪線ぼけを抑えるほか、収差を抑制して円形に近いぼけにした。オートフォーカスは、4基のリニアモーターでフォーカス用レンズを駆動するフローティングフォーカス機構とし、高速性と静粛・低振動を両立した。

レンズ本体は防塵防滴設計で、防塵防滴対応のカメラと組み合わせれば多少の水しぶきがかかる状況でも使える。レンズの最前面にはフッ素コーティングを施し、汚れが付着しにくくした。鏡筒はマグネシウム合金を全面的に採用し、堅ろう性の向上と軽量化を図った。

  • フィルター径は82mm。絞りリングを搭載する

最短撮影距離は0.7m。レンズ内手ぶれ補正機構は搭載しない。最大径は89.5mm、長さは127mm。フィルター径は82mmとなる。

  • FE 135mm F1.8 GMの作例。美しいぼけの描写が特徴だ