HTCは2月25日(スペイン現地時間)、世界初となる5G通信対応のモバイルスマートハブ「HTC 5G HUB」を発表した。2019年第2四半期から販売の予定で、日本での発売は未定。
5G通信で最大20台までの接続が可能なテザリング機能を搭載。4K動画のストリーミングや遅延の少ないゲームプレイなど、ワイヤレスでの高速通信環境を達成している。
クラウドベースのVRサービスにも対応し、将来的には5Gの高速通信を利用してクラウドから本機経由でVRコンテンツをVIVE Focusヘッドセットにストリーミングできるという。
CPUには、Snapdragon X50 5Gモデムを搭載するQualcomm Snapdragon 855を採用。OSはAndroid 9 Pieで、4GBのメモリと32GBのストレージを内蔵する。microSDメモリーカード(最大512GB)による容量拡張も可能。ディスプレイには、5インチの1,280×720ドットタッチスクリーンを搭載。バッテリ容量は7,660mAhと大きく、モバイル運用でも長時間使用できる。
通信機能はIEEE802.11ad/ac/a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 5.0に対応。DisplayPortをサポートするUSB 3.1 Type-Cポートと、Gigabit Ethernet有線LANポートも備える。本体サイズはW129×D100×H43mm、重さは340g。対応バンドは以下の通り。
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4G LTE(米国)
- FDD: バンド2、3、4、5、7、8、12、13、25、26、66、71
- TDD: バンド41
- 5G NR: n41
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4G LTE(オーストラリア)
- FDD:1、2、3、4、5、7、8、12、20、28、66
- TDD:38、41
- 5G NR:n78