フランスのWikoは25日(スペイン時間)、同社「VIEW」シリーズのスマートフォン新製品「VIEW3」「VIEW 3 PRO」を発表しました
シリーズ初の3眼スマホ登場
上位モデルのVIEW 3 PRO、下位モデルのVIEW3の両方で、シリーズ初の3眼の背面カメラを搭載。メモリ・ストレージもVIEW 3 PROが6GB・128GB、VIEW3が3GB・64GBを備える、ミドルレンジクラスの製品ですが、価格が約200ユーロ(約25,000円)以下~299ユーロ(約38,000円)とお手頃なことが特徴です。
上位のVIEW 3 PROは、3眼カメラを背面に載せた、6.3インチFHD+ディスプレイ搭載スマートフォン。背面カメラは上から順に5MPの深度カメラ、12MP標準カメラ、13MPの超広角カメラです。12MP標準カメラにはソニーのIMX486センサーが採用され、夜景など暗い場所の撮影に強いこともアピールされました。
カメラ撮影では引き続きAI技術を取り入れ、Artistic Blur(ボケ機能)やビューティ機能、HDR撮影などが行えます。また撮影した被写体の情報を表示したり、撮影した文字を翻訳したりできるGoogleレンズにも対応しました。ちなみに前面カメラはノッチ型で16MPです。
バッテリ容量は4,000mAhで、1度の充電で丸2日間持つと”ロングバッテリー”をうたいます。価格は構成により249ユーロ~299ユーロ(約31,000円~約38,000円)。3眼カメラと6GBメモリ、指紋センサー搭載でこの価格はかなり戦略的といえます。
VIEW 3はよりお手頃。日本でも出るか?
一方、VIEW 3はほぼVIEW 3 PROと同じ機能を持つものの、背面カメラの深度カメラが2MPに、前面カメラが8MPになるほか、メモリ・ストレージ構成も3GB・64GBとなります。ディスプレイは6.26インチのHD+。ただし、全体のデザインや、持ってみたサイズ感、重さなどは、ほぼVIEW 3 PROと違いがない印象でした。
発売は2機種とも2019年のQ2期。同社は、スペイン・バルセロナで開催中のモバイル関連展示会「MWC19」で行った新製品発表会で、米国市場への初参入を明かしましたが、この2つの新製品は米国をはじめ、ヨーロッパや中東などワールドワイドで提供されます。ブーススタッフの話によると、詳しくはわからないが日本でも発売すると思う、というコメントもありました。