リビングくらしHOW研究所はこのほど、「キャッシュレス決済についてのアンケート」の結果を明らかにした。同調査は2018年12月19日~12月25日、実店舗の買い物に現金以外の決済方法を利用している女性1,360人を対象にインターネットで実施したもの。
利用しているキャッシュレス決済の種類について尋ねたところ、「クレジットカード」(86.3%)が最も多かった。次いで「流通系電子マネー・カード式」(44.6%)、「交通系電子マネー・カード式」(41.9%)となっている。
働き方別に見るとフルタイムの場合は「交通系電子マネー・カード式」、パート・アルバイトは「流通系電子マネー・カード式」利用が多かった。
支払い方法で、現金とキャッシュレス決済のどちらの方が多いか聞くと、「現金≧キャッシュレス」が48.8%、「現金≦キャッシュレス」が51.2%で、ほぼ半数ずつだった。キャッシュレス決済が「現金≧キャッシュレス」の人に、もっとキャッシュレス決済を利用したいかと聞くと、半数が「もっと利用したい」と回答した。
カード式電子マネーのメリットについて聞いたところ、「キャッシュバックやポイントがたまる」「会計がスムーズ」が半数を超えた。デメリットは、「店によって使える電子マネーが違う」が6割を超え、「カードの紛失が心配」「チャージが面倒」が続いた。
スマホ決済利用者が挙げたデメリットでは、「使える店が限られる」が最も多く、「スマホの紛失が心配」「スマホの通信障害が心配」など、スマホ特有のトラブルやセキュリティ問題を挙げる声も多かった。「残高管理がしにくい」は11.0%にとどまっている。
キャッシュレス決済について疑問や不満に思うことを自由回答で聞くと「種類がありすぎる」「交通系カードやスマホ決済が混在してわかりにくい」「携帯をなくした時に悪用されたらと不安」「明細を明確に表示してほしい」などの声が寄せられた。