シャープが6年かけた本気のネックスピーカー、低音がブルブル震える

シャープは2月27日、首にかけるスピーカー「AN-SX7」を発表しました。3月16日に発売します。価格はオープンで、推定市場価格は30,000円前後(税別)。2018年11月に発売した首かけスピーカー「AN-SS1」をより高音質にしたモデルです。シャープによると、約6年間にわたって試作を重ね、製品化したモデルだといいます。

首かけスピーカー「AN-SX7」

割とガッチリとした見た目

AN-SX7は、自社開発のスピーカーシステム「ACOUSTIC VIBRATION SYSTEM」を採用しました。内部にある蛇腹(じゃばら)構造の「振動ユニット」が、重低音に合わせて伸び縮みし、振動を生み出します。振動を自然に感じられる60Hz付近で、振動が最大になるよう設定されています。振動ユニット内部には、低音を増強させるバスレフダクトを内蔵。重低音を流すと、振動を伴う迫力のある音響体験を楽しめます。ただし、低音による振動はオフにできないので、最初のうちは聴き疲れしてしまうかもしれません。

首の左右部分にスピーカーを搭載

コンテンツに合わせて「標準」モード、低音を強調する「ダイナミック」モード、人の声を聞き取りやすくなる「ボイス」モードを選択可能。実際に使わせてもらい、映画を視聴してみましたが、ダイナミックモードではより低音の迫力が増し、振動も増える印象。ボイスモードは中音が鋭く聞こえる感じがしました。音の定位がはっきりとしていて、映画の臨場感も伝わってきます。