Qualcomm Technologiesは2月25日(スペイン時間)、モバイルPC向けのプロセッサ「Snapdragon 8cx」と5Gモデムによる、5G対応PCが2019年中に登場すると発表した。
Snapdragon 8cxは、2018年12月にQualcommが発表したプロセッサで、常時スタンバイかつ常時ネットワーク接続をコンセプトとした「Always-Connected PC」向けの製品となる。
12月の発表段階では、ギガビットLTE対応のモデム「X24」と組み合わせたソリューションを紹介していたが、MWC19 Barcelonaに合わせて、同社の第2世代の5G NRモデム「X55 5Gモデム」と組み合わせたプラットフォームをアピールする。
X55 5Gモデムは、Snapdragon 8cxと同じく、7nmプロセスで製造され、ミリ波帯とサブ6GHz帯をサポート。5Gでダウンリンク最大7Gbps、アップリンク最大3Gbps、LTEでダウンリンク最大2.5Gbps(カテゴリー22)に対応する。
Snapdragon 8cxとX55 5Gモデムを組み合わせた「Snapdragon 8cx 5Gプラットフォーム」によって、グローバルな5Gの展開に対応するPCの開発をさらに加速させるという。
Snapdragon 8cx 5Gは、現在サンプル出荷中で、2019年に搭載デバイスが発売される見込みだという。