Lenovoは2月25日(スペイン時間)、ビジネス向けモバイルノートPC「ThinkPad Xシリーズ」の新モデルを発表した。クラムシェルタイプでも13.3型モデル「ThinkPad X390」を投入し、従来からラインナップが大きく変化する。
現行のXシリーズは、クラムシェルタイプの12.5型モデル「ThinkPad X280」と、2in1タイプの13.3型モデル「ThinkPad X380 Yoga」というラインナップだった。2019年のXシリーズは、クラムシェルも2in1も13.3型で、「ThinkPad X390」と「ThinkPad X390 Yoga」という形になる。
一方で狭額縁ベゼル仕様のディスプレイによって、筐体のフットプリント(低面積)は、ThinkPad X390の場合で従来モデルから、横方向で4.2㎜、7.2㎜とわずかなサイズアップにとどまっている。
CPUはいずれもvPro対応の第8世代Intel Core i7プロセッサを採用。ThinkPad X390では、デュアルバンドのIEEE802.11ac対応無線LANとBluetooth 5.0、LTEを、ThinkPad X390 YogaではIEEE802.11ax対応無線LAN、Bluetooth 5.1、LTEをサポートする。
ディスプレイは、ThinkPad X390 Yogaは輝度300nitの13.3型フルHD(1,920×1,080ドット)のみだが、ThinkPad X390では250nitの13.3型HD(1,366×768ドット) TN / 300nitの13.3型フルHD IPS液晶 / 400nitの13.3型フルHD IPS PrivacyGuard液晶の3種類を用意する。
Webカメラを物理的に遮断するカバー「ThinkShutter」、画面のプライバシー「ThinkPad PrivacyGuard」といった機能も備える。このほか、ThinkPadのx90世代では、BIOSも一新。UIを更新したほか、管理のしやすさや高いセキュリティを提供するという。
ThinkPad X390の主な仕様は、CPUが第8世代Intel Core vPro i7、メモリが最大32GB、ストレージが最大1TB PCIe SSD、グラフィックスがIntel UHD Graphics 620、ディスプレイが13.3型、OSがWindows 10 Pro。
通信機能は、IEEE802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 5.0、LTE。インタフェースがThunderbolt 3×1、USB Type-C×1、USB 3.1 Gen1×2、HDMI×1、microSDスロット×1、オーディオポートなど。
バッテリ駆動時間は最大17.6時間。本体サイズはW311.9×D217.0×H16.5mm。重さは1.22kg。
ThinkPad X390 Yogaの主な仕様は、CPUが第8世代Intel Core vPro i7、メモリが最大16GB、ストレージが最大1TB PCIe SSD、グラフィックスがIntel UHD Graphics 620、ディスプレイが13.3型、OSがWindows 10 Pro。
通信機能は、IEEE802.11ax対応無線LAN、Bluetooth 5.1、LTE。インタフェースがThunderbolt 3×1、USB Type-C×1、USB 3.1 Gen1×2、HDMI×1、microSDスロット×1、オーディオポートなど。
バッテリ駆動時間は最大14.5時間。本体サイズはW310.4×D219×H15.95mm。重さは1.32kg。
ThinkPad X390とThinkPad X390 Yogaは、ワールドワイドで5月の発売を予定し、価格はThinkPad X390が1,099ドルから、ThinkPad X390 Yogaが1,359ドルから。