米Googleは2月25日 (現地時間)、Androidの「メッセージ」アプリの会話から直接デジタルアシスタント「Googleアシスタント」を利用できるようにすると発表した。まずは英語から、数カ月をかけてグローバル規模でロールアウトしていく。

Googleアシスタントの新機能は「映画」「レストラン」「天気」の3つのカテゴリーにおいて、ユーザーの会話をサポートする。これまでメッセージで会話をしながら何かGoogleアシスタントに調べてもらう場合、ホームボタンを長押してGoogleアシスタントを呼び出し、Googleアシスタントに頼むというステップが必要だった。新機能が利用できるようになると、例えば「ディナーはMenshoにしない?」とメッセージを送った際に、会話内にGoogleアシスタントが提案ボタンを表示する。タップすると、Menshoの説明やレビューのカードが現れ、相手がMenshoについて知らなかったらワンタップで情報カードを送信できる。会話の内容に関連した情報は、デバイス内のAI機能で分析した結果を提案している。

  • メッセージの会話内でGoogleアシスタントがユーザーをサポート

    「True Tellyを観たい?」というメッセージを送ったら、会話にGoogleアシスタントの提案ボタンが現れ、タップすると映画の情報カードが表示される

また、これまで英語のみの提供だった「メッセージ」アプリの「スマートリプライ」にスペイン語が加わった。スマートリプライはメッセージの内容を分析し、内容に応じた返信メッセージをいくつか提案してくれるAI活用機能の1つ。移動中などメッセージを作成できない時に、提案からワンタップで返信できる。英語でのスマートリプライは昨年春に提供が始まり、英語で送られるメッセージの約1割に用いられるようになっている。