俳優の西島秀俊が明智小五郎を演じる、テレビ朝日系スペシャルドラマ『名探偵・明智小五郎』(3月30日・31日 21:00~)の追加キャストが26日、発表された。

  • 左上から生瀬勝久、池田鉄洋、中尾彬/左下からでんでん、高嶋政伸、倍賞美津子 -テレビ朝日提供

日本が誇る推理作家・江戸川乱歩が生み出した名探偵・明智小五郎。今作は『TRICK』シリーズや『民王』などを手掛けた木村ひさし監督の指揮のもと、伊藤淳史、石田ゆり子、岸井ゆきの、香川照之らが集結し、明智が現代を舞台に明晰な頭脳とアクションをさく裂させながら、サイバー犯罪に挑む。

今回新たに発表されたキャストは、生瀬勝久、池田鉄洋、中尾彬、でんでん、高嶋政伸、倍賞美津子ら。

生瀬は“黒電話”と呼ばれる謎の男を、池田は明智率いるハッカーチーム「チームBD」の一員・羽柴壮二を、でんでんは本作における影のキーパーソンともいえる役を演じ、2夜連続で出演。

中尾は第1夜に登場し、脅威のハッカー集団「ファントム20」にサイバー攻撃された「ひかり銀行」の副頭取・宇田川を演じる。そして、続く第2夜に登場するのは高嶋と倍賞。倍賞は医療のIT化を積極的に推し進める厚生労働大臣・河本圭子を、高嶋は河本のSPを熱演する。

さらに、本作には大倉孝二、尾美としのり、真飛聖、野間口徹、忍成修吾、奥貫薫も出演。どんな役を演じるかは放送で明らかになる。

西島は「手練で強烈な、木村組常連の皆さんがたくさん出ていらっしゃって、もう“クセモノしか出ていない!”という感じです」と笑顔。そして、「皆さんがアドリブをどんどん入れてくるので、ものすごい尺の芝居を撮影した」と振り返る。

また、「それを編集しているので、すごくテンポのいい形に仕上がっているはず。木村監督ならではの多彩なネタが随所に、何秒かに1回の勢いで散りばめられている作品なので、ぜひ楽しんでいただきたいです」と力強く語った。

原作の神出鬼没の「怪人二十面相」を世界的ハッカー集団「ファントム20」に置き換え、ネット犯罪の脅威が忍び寄る現代日本が舞台となる。第1夜は「SHADOW~警察データベース流出!! 犯罪者連続殺人」と題して、警察のデータベース流出から巻き起こる犯罪者連続殺人事件に、第2夜は「VAMPIRE~巨大病院サイバージャック!!」と題して、巨大病院を襲う絶体絶命のサイバージャックに焦点を当てる。